Need Help?

News

ニュース

2025.07.03

【現代福祉領域】基礎ゼミナールA・学外フィールドワークを実施(山田容クラス)

 総合社会学科基礎ゼミ山田クラスは、6月20日(土)に大津市瀬田にある「くれおカレッジ」を訪れ、カレッジの皆さんと交流を図りました。
 「くれおカレッジ」は、社会福祉法人共生シンフォニーが運営する特別支援学校を卒業した知的障害、発達障害のある若者が、将来の進路選択、就労に備えてさまざまな学びを行っている場です。「くれおカレッジ」との交流は、社会学部が瀬田キャンパスにあったときから現代福祉学科の基礎ゼミとの相互訪問として行われていました。今回はそれを継承しつつ、深草キャンパスへの学部移転・再編を受けて、総合社会学科現代福祉領域の基礎ゼミとしての実施となりました。
 事前学習として、基礎ゼミの時間に共生シンフォニーのHPを閲覧し、まだ障害福祉についての知識が十分でないゼミ生に教員が必要な解説を加え、当日に備えました。瀬田駅から炎天下、徒歩約20分の道のりでしたが、カレッジのみなさんが建物の前で迎えてくださり、歓迎していただいていることが伝わりました。
 当日の内容は、「くれおカレッジ」の職員およびカレッジ生によるカレッジの説明の後、フルーツバスケットやUNOをともにして、親睦を深めました。カレッジのカリキュラムは、算数や国語、パソコン、英会話、演劇、音楽と多岐にわたり、生活や心理(「こころ」)、コミュニケーションなど、自己表現と他者との関係形成に重点をおいていることがわかります。このカリキュラムについて、本学学生からは「とても楽しそう」との感想がありました。
 本学学生にとっては、ほぼ同世代の障害を持つ若者との出会いは貴重かつ楽しいひとときとなりました。同時に障害を持つ人達にこうした機会が用意され、そこにていねいな支援が設定されていることを体験的に理解でき、今後の福祉学修の刺激になったと思います。