2025.07.09
法話能力向上をめざして―本願寺伝道院において「法話合同実習」を行いました。【実践真宗学研究科】
2025年6月6日金曜日、龍谷大学大学院実践真宗学研究科では、宗教実践実習の一環として浄土真宗本願寺派伝道院(京都市下京区)において、「法話合同実習」を行いました。
「浄土真宗本願寺派布教使資格」の取得、さらには布教伝道の実践力・能力の向上を志す実践真宗学研究科(修士課程)3回生7名がこの実習に参加しました。


今回の実習は、実践真宗学研究科の葛野洋明教授に加えて、講師として森田眞円元実践真宗学研究科教授(浄土真宗本願寺派勧学)にお越しいただき、指導・教授を担当いただきました。
実践真宗学研究科は、浄土真宗本願寺派の布教使課程(自主学習コース)に指定されています。研究科設立以来、数多くの布教使を輩出しています。
※ 実践真宗学研究科で履修できる内容については以下のURLをご覧ください。
https://rishu.ryukoku.ac.jp/curriculum/graduate-sbs/s02/#a01

(法話の実演にコメントされる森田眞円 元・実践真宗学研究科教授、浄土真宗本願寺派勧学)

(作法の指導を行う葛野洋明 実践真宗学研究科教授)
実際に「布教使課程共通二次試験」が行われる伝道院での実習は、非常に貴重な経験となりました。
伝道院の講堂において法話作法の確認し、それぞれが作成してきた法話原稿に基づいて布教実演を行いました。法話のあと聴聞した院生が味わいを述べて感想を共有し、指導教員から指摘・フィードバックが行われました。伝統ある伝道院での実習は、大学の教室とは異なる雰囲気、緊張感のある場となりました。
法話者だけではなく、聴聞者としても法話を聞いて味わう姿勢の大切さを再確認する機会となりました。
実践真宗学研究科では、このような伝道院での実習の他にも各地の寺院の法要・法座での「布教伝道実習」、あるいは社会福祉施設や様々な場所での法話実習を通じて、浄土真宗本願寺派布教使のみならず実践力のある布教・伝道者の養成に努めています。
