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2025.07.14

「ものづくりの現場」でタキイ種苗のビジネスについてご講演いただきました【経営学部】

 経営学部のサマーセッション科目の一つに「ものづくりの現場」があります。前期中に事前学習を行い、夏期休暇期中に実際に企業を訪問し現場で(現場から)学ぶというかたちで運営されています。
 今年度も8月下旬に2社を訪問する予定で準備を進めています。その一環で、京都企業についての学びを深めるために、タキイ種苗の長谷川智浩さん(総務部人事課)をお招きして「わが社の経営と京都」のテーマのもと講演していただきました。昨年8月、本科目で同社の研究農場(滋賀県湖南市)を訪問させていただいています。


 長谷川さんは、同社の概要の紹介に続いて、種苗業界(歴史、業界の構造など)、同社のビジネスモデルについてお話しされました。種(タネ)を対象にしてどのようにビジネスを展開しているか、という話題は学生たちにとって興味深い内容でした。
 後半では、農業の位置づけと役割、そして、これからの農業について話されました。そのうえで、同社が農業の最上流の「なくてはならない会社」として取り組んでいる生産の課題、流通の課題、消費の課題に対する解決策を具体的に紹介されました。
 講演の最後には、会社のミッションとして「変えるべきもの」(革新、多様性、グローバル対応)と「守るべきもの」(農業ならではの継続性)について指摘されました。そして、なくてはならない会社として、これからも京都から農業・食の未来にタネをまき続けることを強調されました。



 講演の後には学生たちからの質問も出され、丁寧に答えていただきました。京都には長い歴史を有した有力企業が多く存在します。ご講演と質疑応答を通じて、そのいったんに触れることができたように思います。京都企業とのご縁に改めて感謝いたします。
                                 (文責 細川孝)