2025.08.26
学生レポート「Hello,瀋陽」中日青少年サマーキャンプ_瀋陽師範大学生・他大生のみんなとの最高の出会い【R-Globe】
私たち、「Hello,瀋陽」中日青少年サマーキャンプ参加者5名と引率の唐先生合わせて6名は、関空ターミナル1へ午前6時集合に向けてそれぞれ空港近郊に前泊したり車を早朝から走らせたりしました。Day 1となる2025年8月26日の関門は2つありました。1つ目は、そもそも朝起きられるかということで、2つ目は世界でも有数大きな北京国際空港での国内乗り換えが1時間35分しかない中で乗り換えを成功させるということでした。私は前泊で関空内のカプセルホテルに泊まりましたが、朝起きられるか不安な中で帰りの便の預け入れ荷物の有無やAlipayがちゃんと現地で使えるのかなど懸念事項もあったがゆえになかなか寝付けず、結局3時間程しか眠れずに冷水のシャワーで目を覚まして集合場所へ向かいました。
幸い天気に恵まれフライトに遅延が出なかったり、エア・チャイナの方が乗り継ぎ時間の短さを考慮して下さり席をさらに空いた席の前方に移動する対応をとって下さったおかげもあり、なんとか無事に瀋陽行の便に搭乗することが出来ました。引率の唐先生なしではきっと空港で路頭に迷っていたと思います。北京国際空港は本当に天井が高くて広大で、よく人がこんな巨大な建造物をつくれたなあと感動しました。無事午後4時頃に瀋陽桃仙国際空港に降り立ちました。私たち5人はみんな初めての訪中だったのですが、まずは何より瀋陽市の冷涼な気候に感激しました。龍谷大学のある京都市はまるでエアコンの暖房をつけているかのうような温風に湿気の多さが相まって夏はエアコンなしでは到底過ごすことは出来ませんが、瀋陽市はまるで23°に設定している快適な部屋のように気持ちが良いものでした。瀋陽市人民政府外事弁公室の楊さんの案内をいただき、まずはバスに乗って瀋陽師範大学の近くにあるホテルへと向かいました。ここでもまた、その規模に圧倒されました。それもそのはず、エレベーターに乗ると最上階が23階で、部屋の天井は私の家の2倍はあろうかという高さでした。
次は、他大学や高専の学生さんたちと顔合わせをした後に今日のメインである瀋陽師範大学の日本語学科の学生さんたちとの交流です。師範大の正門は確かに一対の塔のようになっていますが、大きすぎるがゆえに最初は正門だと認識出来ませんでした。龍谷大学の正門の高さを3倍にして門の幅を10倍したようなイメージです。大学の構内はまるで一つの街のような広さでした。瀋陽師範大学は1951年に最初は小中学校の先生を育成する教育機関として建学され、今では25の学部を設置する世界に開かれた東北地方有数の総合大学です。瀋陽師範大学の日本語学科の皆さんは私たち日本人学生を拍手で出迎えて下さり、少し気恥ずかしかったもののとても嬉しかったです。日本語学科の教授から瀋陽市と瀋陽師範大学の概要の説明をいただいた後、日本語学科の周さんと肖さんはそれぞれ日本語で瀋陽市と瀋陽師範大学についてより詳しい発表をして下さいました。2人とも、とても流ちょうな日本語で全体を捉えつつそれぞれの詳細について説明していて、瀋陽について事前学習以上に詳しくなることができました。
その後班に分かれてお互いを知るために時に紙に漢字を書いたり、英語を介したりしながらどちらの国の学生も意思疎通を図ろうと懸命で、相手の伝えたいことが分かったり自分の言いたいことが伝わったりした時はパっと顔が輝いていたことが印象的でした。交流会の後は、師範大の学食で師範大の学生さんたちに注文の仕方を教えて頂き私は餃子を10個食べました。そこはまるで空港内にあるフードコートのようにおしゃれな空間で、しかもどれを食べても本当にほっぺたが落ちそうなほど美味しかったです!学食の餃子は今まで食べた餃子が霞むほど一番美味しかったです。みんなが食べ終わった後は、少し離れたところにある老北市という夜市でそのカラフルなネオンに包まれながら屋台の美味しい食べ物を食べました。まず横浜中華街の門の3倍くらいの大きさの門に圧倒されました。私は1mほどあるジンギスカンの串焼きを食べたのですが、羊肉特有のくさみが全く無くて、本当に美味しかったです!仲良くなった中国人の友達が「これは美味しいけど辛いです」と言いながら水を買ってくれたことがとても嬉しかったです。日本語学科のみなさんは、とても気さくで優しい上に貪欲に日本語を使いたいという気迫が伝わってきて、大学での学問に対するあるべき姿勢を垣間見たような気がして背を正しました。初めて日本語学科のみなさんに会ったときにはこんなにも仲良くなれるとは想像もしていませんでしたが、別れ際には笑いながら肩を組んで写真を撮っていて、一瞬一瞬が本当に楽しかったです。これはそんな雰囲気を醸成してくださった日本語学科のみなさんのおかげです。
記事作者:国際学部1年生 池内 太陽







