Need Help?

News

ニュース

2025.09.09

<競争的ビジネスリーダー交流プログラム(国内)>イノベーションとリーダーシップに関する現地学修を実施【経営学部】

 サマーセッション科目「競争的ビジネスリーダー交流プログラム(国内)」では、8月26日~28日にかけて、企業経営者との交流などの現地学修を実施しました。

 今回、「ものづくり白書」(2024年版)や「日本経済新聞」など各種メディアでも取り上げられている「株式会社SANMATSU(三松)」を訪問しました。

 まず、田名部社長による競争優位の築き方や中小企業のDXについての説明を受けたのち、工場見学を実施、その後学生たちが事前に学習してきた内容を踏まえてのプレゼンテーションと、社長への質疑応答を実施いたしました。


 事前学修では、製造業に関する知識や理解を深めるために、ダイヤ精機(東京都)と能作(高岡市)に関する文献(3点)と、イノベーションを興せるリーダーについての知識を深めるために、経験学習やリーダーシップについての文献(3点)を輪読しました。輪読した文献をパワーポイントで整理し、各自がプレゼンテーションを行ったり、日本人と中国人留学生がチームを組んでプレゼンテーションを行ったり、観察学習として他のチームのプレゼンテーションの長所を修得していく作業を行いました。

 現地学修では、事前学修を踏まえた内容として①ダイヤ精機と能作の経営のエッセンスを整理し製造業に関するプレゼンテーションを実施するグループ、②ダイヤ精機と能作の経営者のリーダーシップを踏まえて組織づくりについてプレゼンテーションを実施するグループ、③SANMATSUについて事前に調べたうえで①と②の内容とリンクした質問をプレゼンテーションするグループに分かれて作業を行いました。特に③の質問の内容としては、新規事業開発やM&A、人材育成、DXなど多岐にわたる項目を田名部社長に投げかけ、最新の実例や今後の経営の方向性などを説明していただきました。




また、現地学修の後半には、TOTO株式会社の見学を通して製造業全体の理解を深める作業を実施しました。


事後学修としては、ここまでの経験を踏まえた「振り返りシート」を使って各自が内省・省察を行う作業を進め、各自の振り返りシートに対し、教員から個別にフィードバックを行う作業を実施いたしました。

一連の経験が、イノベーションを興すリーダーについて、その知識だけでなく、その人物像についてのイメージを明確にし、自身のキャリア設計に落とし込む第一歩になったと考えられます。

 

[参考情報]海外の日系企業でビジネスリーダーと交流――“スケールアップ型人材”の育成を目指す龍谷大学経営学部経営学科