2025.09.10
農学部・阪中幹祥 准教授の研究プロジェクトがJST「創発的研究支援事業」に採択【農学部・発酵醸造食品機能性研究センター】
未来を拓く挑戦的研究!ヒトと腸内細菌の“共生の謎”に挑む研究プロジェクトが始動
本学農学部 生命科学科の阪中幹祥 准教授(発酵醸造食品機能性研究センター 兼任研究員)の研究プロジェクトが、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の「2024年度 創発的研究支援事業」に採択されました。
JSTの「創発的研究支援事業」は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援するものです(原則7年間※継続にかかる中間審査あり)。
2024年度は2,262件の応募のうち246件の研究課題が採択となり(採択率10.9%)、本採択情報は、2025年7月25日にJSTホームページで公開されました。
【→参照:「創発的研究開発事業>2024年度新規採択課題・評価者」について】(2025年7月25日発表)
・研究者:農学部生命科学科 共生微生物学研究室・阪中幹祥 准教授(専門:応用微生物学)
・研究課題名:「人乳成分代謝を介した腸内細菌とヒトの共生機構の解明」
・研究概要:
本研究は、ヒトの乳児期にて見られる「人乳を介した腸内細菌とヒトの共生系」を遺伝学・生化学・腸内生態学の観点から解明すると共に、当該共生系が確立されるに至った腸内細菌の進化の軌跡を分子レベルで理解することを目指します。本研究を通して、腸内細菌とヒトの共生が、どのようにして築かれるようになったのか、そしてヒトの生命活動の如何なる重要な部分を担っているかを紐解きたいと考えています。
・研究課題名:「人乳成分代謝を介した腸内細菌とヒトの共生機構の解明」
・研究概要:
本研究は、ヒトの乳児期にて見られる「人乳を介した腸内細菌とヒトの共生系」を遺伝学・生化学・腸内生態学の観点から解明すると共に、当該共生系が確立されるに至った腸内細菌の進化の軌跡を分子レベルで理解することを目指します。本研究を通して、腸内細菌とヒトの共生が、どのようにして築かれるようになったのか、そしてヒトの生命活動の如何なる重要な部分を担っているかを紐解きたいと考えています。

農学部生命科学科 共生微生物学研究室・阪中幹祥 准教授
【阪中幹祥 准教授のコメント】:
このたび、提案研究課題がJST「創発的研究支援事業」に採択されましたこと、大変光栄に存じます。長期的なご支援を頂けるからこそ、短期的な成果に捉われることなく、挑戦的な研究を積極的に展開していきたいと考えております。
◉阪中幹祥 准教授の研究室ウェブサイト
https://www.agr.ryukoku.ac.jp/laboratory/sakanaka.html