2025.09.11
【ご案内(10/25)】矯正・保護総合センター共催シンポジウム「SBS/AHT仮説を問う 医学と司法のはざまで生まれつづけるえん罪」の開催について
このたび、龍谷大学矯正・保護総合センター、SBS検証プロジェクト、一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)、IPJ学生ボランティアが共催し、次のとおりシンポジウムを開催することになりました。
ご興味・ご関心のある方は是非ご参加ください。
<シンポジウムの企画趣旨>
SBS/AHT仮説を検証し、SBS/AHT事件における誤判・えん罪事例を正すためにSBS検証プロジェクトを設立してから8年間が経過しました。この間にSBS/AHT仮説が問題となる事例においては無罪判決が相次ぎ、仮説の見直しの必要性についても認識が高まりました。
しかし、SBS/AHT仮説に対する真摯な検証は、刑事司法の中でも医学界においても行われていません。とくに内因性疾患により「三徴候」類似の症状を呈することについての認識が高まっておらず、「外力ありき」の発想に立った医師の意見に依拠して、この類のケースの訴追がつづいています。
このような状況において、あらためてEBM(根拠に基づく医療)の観点からこの問題について振り返り、問題提起を行うために、本シンポジウムを企画しました。
<開催日時>
2025年10月25日(土)13時~17時30分(予定)
<プログラム>
*総合司会:増井俊輔(弁護士)
◆本シンポジウムの趣旨
笹倉香奈(刑事法学:龍谷大学矯正・保護総合センター嘱託研究員)
◆基調講演
テーマ:「SBS/AHT問題の現在地」
講演者:エヴァン・マッシズ医師(米国法医学)
◆事件報告
・「山内事件」 高山巌(弁護士)
・「赤阪事件」 川上博之(弁護士)
・「今西事件」 秋田真志(弁護士)
◆報告
テーマ:「医師に対するアンケートより」
報告者:徳永光(法学)
◆対談
テーマ:「SBS問題の課題」
登壇者:青木信彦医師(脳外科)×秋田真志(弁護士)
◆パネル・ディスカッション
登壇者:松野彰医師(脳外科)、小保内俊雅医師(病理学)、君和田友美医師(脳外科)
司 会:川上博之(弁護士)、宇野裕明(弁護士)
<会場>
ビジョンセンター東京駅前705号室
住所:東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル7階
<申し込み/問い合わせ先>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeuOQcxdsKn4QwFS47HPKGfbLinoEC63mOwI0gYZgL63O6GjQ/viewform
<参加費>
無料(*上記申し込みが必要)
<その他>
本シンポジウムは対面のみの開催となります。
以上