2025.09.17
学生レポート「中日友好大学生訪中団」帰国後報告会_再见中国!〜百聞は一見にしかず〜【R-Globe】
2025年9月16日(火)と9月24日(水)に学内で帰国後報告会を行いました。楽しかった中国訪問からあっという間に時は過ぎ、帰国から早くも半月。訪中を通じてみんながそれぞれ学んだこと・考えたことなどをパワーポイントにまとめ、3班にわかれて発表しました。メンバーが集まる久しぶりの機会です。
まずはおしゃべりに花を咲かせたあと、1班の発表からはじまりました。1班のパワーポイントにはそれぞれが現地で撮ってきた写真が所狭しと詰め込まれ、楽しかった日々を思い出させてくれました。中でも盛り上がったのは「お土産ベストバイ」のコーナー。子供向けに書かれた三国志の絵本のほか、スカーフ、かんざしなど、それぞれの個性が光るお土産を紹介してくれました。
次は2班の発表。現地で撮影した料理の写真をパソコンで綺麗に切り取り、プロさながらのパワーポイントを披露してくれました。大学院生は、現地滞在時から興味を持っていた晋祠の水利について、帰国後さらに勉強し、その成果を発表していました。晋祠の水利とは何ぞやという方は、2025年8月28日公開の記事に詳しい話が書いてありますので、ぜひそちらをご覧ください(学生レポート「中日友好大学生訪中団」水とともに生きる晋祠【R-Globe】」)。
3班は、プログラムの内容を概観し、主要な訪問先であった山西省の過去と現在について考えました。古代は北方防衛の要衝として知られ、近現代では石炭業で栄えた山西省。一方、20世紀末には石炭の過剰採掘による地盤沈下、それに伴う地下水源の破壊など、公害に悩まされてきた歴史があります。それを踏まえ、現在は「持続可能な社会」をキーワードに、太陽光や風力などのクリーンエネルギーのほか、歴史遺産を活用した観光業を主力産業として、生まれ変わろうとしています。たった1週間でしたが、同様の社会課題を持つ日本人として、様々な学びを与えてもらえた1週間でした。
全班の発表が終わった後には、プログラムにご招待くださった総領事館、中国教育国際交流協会へ送る感謝のビデオメッセージを撮影し、報告会は終了となりました。
無事に終わった安堵よりも、終わってしまった寂しさの方が大きかった、今回の訪中プログラム。自分の目で見て、聞いて、触って、歩いた中国は、メディアを通してみた姿とずいぶん違っていました。まさに、百聞は一見にしかず!必ずまた、中国、ひいては山西省に、訪れたいと思います。最後に、このような素晴らしい機会を与えてくれた、訪中団に関係するすべての方々に、この場をかりて御礼申し上げます。
今後も日中の友好関係が発展し続けることを願って。
谢谢大家,再见!
記事作者:文学研究科1年生 大西 春叶
