2025.09.30
起業論Aにて松本修平氏(小学生からの連続起業家・名古屋大学の特任准教授)にご講演いただきました。【経営学部】
先日、小学生から起業した経験をもち、現在は多岐にわたってご活躍中の松本氏をお招きし、「学生起業」をテーマとした特別講演会を開催いたしました。ご自身の学生時代からの豊富な起業経験に基づき、実践的なアドバイスを交えながら、学生にとって起業がより身近な選択肢であることを語っていただきました。

講演では、ゲームソフトの売買やインターネットオークション、ECビジネスの立ち上げといった具体的な事例が紹介され、収益を上げながらビジネスを拡大していくための実践的なノウハウが共有されました。また、大学の起業支援制度やビジネスコンテストなど、学生が活用できる資金調達の機会についても詳しく解説されました。
松本氏は、起業に要する費用が限りなくゼロに近づいている現代は、誰にとってもビジネスを始める絶好の機会であると強調されました。そして、「起業家としての視点を少し持つだけで、学生生活の可能性は大きく広がる」と聴衆に力強く語りかけ、参加した学生たちは今後のキャリアを考える上で貴重な示唆を得ることができたようです。

<学生の感想(抜粋)>
「世の中にビジネスチャンスはいくらでも転がっていることを実感しました。今あるものに少し不便を取り除いたり、価値を加えたりすることで、お金に換えられることを松本さんの経験談から学び、「自分の力で稼ぐ」ことに今日から挑戦してみたいと思います。」
「小学生の頃から起業していると聞き、当初は自分とは違う「意識の高い人」だと思っていました。しかし、小学生らしい素直な動機や、中学校の窮屈さに耐えかねたという話に人間味を感じ、親近感が湧きました。講義が進むにつれて、起業への抵抗感が減っていきました。」
「小学4年生で初めてビジネスを始めたという話は衝撃でした。身近な不満を解消したり、できる範囲で仕組みを考えたりすることが、新たなビジネスを生み出す上で大切だと感じました。松本さんのような着眼点や、そこからビジネスを発展させる力に驚きました。」

◆講師プロフィール◆ 松本修平(まつもと・しゅうへい) 1987年生まれ。起業家、教育者、研究者として幅広く活動。小学4年生から起業し、高校には進学せず、個人投資家・起業家として活動し、大検を経て、関西学院大学卒業までに複数の事業を創業。 株式会社ベネッセコーポレーションに入社後、複数社で経営企画業務に従事。2018年には有限責任監査法人トーマツに入社し、アクセラレータプログラムリーダーなどを担当。 2022年に京都大学経営管理大学院(MBA)を修了。同年から同大学院の博士後期課程に在籍。並行して、国内の複数の大学で起業家教育に携わり、2024年6月からは名古屋大学の特任准教授に就任。