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2025.09.24

【ゼミ活動】大久保翔平ゼミ第1期生有志がジャカルタ海外研修を実施【8月25日~30日】

経済学部の大久保ゼミ有志11名は、教員引率のもと2025年8月25日から30日(活動は4日間)にかけて、ジャカルタ海外研修を実施し、JICA(国際協力機構)やJETRO(日本貿易振興機構)の現地事務所訪問、歴史地区・宗教施設散策、ショッピングモールでの市場調査などを行いました。

大久保ゼミは、「各自の問いを追求し、グローバル経済を歴史的に考える」ことを掲げて活動しています。今回の海外研修は、担当教員が慣れているインドネシアの首都ジャカルタをフィールドに選び、参加学生が担当教員のサポートのもと主体的に準備・計画しました。

【学生の声】
①初めての海外研修で不安もありましたが、実際に現地の文化や経済を体験し、ゼミの仲間との絆も深まりました。日本企業や製品が街にあふれていることに驚き、インドネシアの成長と課題を肌で感じることができました。

②特に印象的だったのは、物価の安さと交通事情!タクシーや食事が驚くほど安く、一方で車やバイクがあふれる交通量の多さには圧倒されました。渋滞による経済損失も大きいそうです。

③食文化の違いは大きな学びでした。辛い料理やハラール対応の食事、どこにでもあるチリソースに驚きつつ、美味しさも堪能しました。逆に慣れない味や食材(ジャックフルーツなど)に苦戦している人もいました。日本食もアレンジされていて興味深かったです!

④JETROやJICAでの訪問を通じて、日本とインドネシアのつながりや協力の現場を知り、表面的な経済成長の裏にある課題や格差について考えるきっかけにもなりました。モスクや祈りの時間、路上喫煙、デモの雰囲気など、日常に根づいた文化や社会の一面も強く印象に残りました。

以上のように、全体として、現地でしか得られない驚きと学びに満ちた4日間となり、「人生の中で忘れられない経験だった」という声が多く寄せられました。初めての海外渡航者が多く、飛行機遅延による空港泊や訪問ビザの不備、デモの激化によるショッピングモール閉鎖など、ドキッとするようなトラブルもありましたが、それらも含めて良い経験になったと思います。

【研修スケジュール】
8/25(月)関西国際空港出発、乗り継ぎ地のクアラルンプール国際空港で飛行機遅延のため空港泊
8/26(火)スカルノ・ハッタ国際空港到着、休息、トランス・ジャカルタ(路線バス)体験、インドネシア最大級のショッピングモール・Grand Indonesiaで市場調査
8/27(水)国際協力機構(JICA)訪問、ショッピングモールPlaza Sunayanで市場調査、日本貿易振興機構(JETRO)訪問、日本が建設したインドネシア初の地下鉄体験
8/28(木)ジャカルタ歴史地区散策(ファタヒラ広場、コタ駅、カフェ・バタビア、インドネシア銀行博物館など)
8/29(金)ジャカルタ大聖堂見学、インティクラルモスク見学、インドネシア最初のデパートSarinahで市場調査、スカルノ・ハッタ国際空港出発
8/30(土)関西国際空港到着

本研修の実施にあたり、多くの方々にご支援をいただきました。龍谷大学経済学会および経済学部同窓会から渡航助成を受けました。また、JICAおよびJETROの現地事務所の担当者の方々には、業務で忙しいところ訪問を快く受け入れていただいたうえ、丁寧にレクチャーをしていただきました。心よりお礼を申し上げます。本研修の成果は発表する機会を設ける予定です。


インドネシア銀行博物館でお金の歴史について学びました。


ジャカルタ中心部。インドネシアの発展を肌で感じます。


JICA担当者の方のプレゼンに真剣に耳を傾けている様子。


JETROでは日本企業の進出と現地経済の状況について学びました。


教員の解説とともにオランダ東インド会社時代の歴史地区を散策しました。


あちらこちらで工事中で、交通量もあいまって年中渋滞。熱帯ですが日本の方がよっぽど暑いです。現地のバスも経験しました




現地料理であれば300円で一食できる物価には驚きました。日本食レストランも多いです。パダン料理にも舌鼓をうちました。