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2025.07.04

【文化・メディア領域】基礎ゼミナールA・学外フィールドワークを実施(藤田クラス)

 総合社会学科基礎ゼミナールA・藤田クラスは4グループに分かれ、6月26(木)、29(日)、7月2(水)の各日、大阪コリアタウン(大阪市生野区)、錦市場(京都市中京区)、京都工房コンシェルジュ(京都市左京区)、大阪・関西万博(大阪市此花区)を訪問し、フィールドワークを行いました。
 大阪コリアタウンでは、歴史資料館や新旧二つのコリアタウンを訪ね、雑貨店やキムチ店の経営者らにインタビューして、それぞれの商店街の歴史や現状を学びました。また、韓国の文化に興味を持つ日本の若い人たちが増えていることで街が変化していることを知り、日韓関係の歴史が生活の場にどう反映されているかを学習しました。
 錦市場では、漬物店の経営者にインタビューするなどして、「京の台所」と称されてきた市場が近年、外国人観光客の増加によって「外国人客8割、日本人客2割」といわれるまで急変している現状を知りました。また、地域の人々と外国人観光客が両立できる市場として存続していくための条件を考察しました。
 京都工房コンシェルジュでは、西陣織など伝統産業の製造現場を見学したほか、西陣織の職人にインタビューし、日本の伝統文化を支えてきた産業の意味を学ぶ一方、人手不足や後継者問題という課題があることも知りました。また、海外向けの商品開発などの新しい取り組みについても知り、今後の可能性を考察しました。
 大阪・関西万博では、会場を訪れている外国人計48人にインタビューし、出身地や滞在期間のほか、①日本に来て困ったこと②万博の感想を聞きました。その結果、①では「暑さ」を挙げる人がかなりいたほかは、「特にない」が大半でした。②では「テクノロジー」や「環境問題への取り組み」を評価する声が多く、万博の意味を改めて認識しました。
 各グループはこれらの調査成果をパワーポイントの資料にまとめ、授業内で発表しました。


コリアタウン