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2025.10.27

政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト第3フィールドワークを実施【政策学部】

 2025年9月27日〜28日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2025年度第3 フィールドワークに、学生12名と石倉研准教授、櫻井あかね実践型教育助手が参加しました。
 2025年度は「千草竹原班」「企業連携班」「水産資源班」「Group of Gamification」の4班に分かれて活動を進めています。フィールドワークでは、班ごとに関係する地域の方と今年度の活動内容について話し合いました。

〈千草竹原班〉
 千草竹原班では、千草竹原集落の竹原原木椎茸の認知を広めるために活動しています。

 今回のフィールドワークでは、学生が考えた原木しいたけレシピコンテスト企画実施に伴う具体的な話し合いを行いました。まず、27日は千草竹原住民の小林さんとの打ち合わせです。市内の保育園の協力のもと、椎茸を使ったレシピを園児と保護者が考え、グランプリ形式で投票してもらい、1位に選ばれたレシピを給食に採用してもらう取り組みを考案中です。今回は、保育園の栄養士さんからの意見を確認した後、ポスター作りについて話し合い、今後のスケジューリングを行いました。実際にしいたけ狩りを行う場所も訪れ、現場の様子を把握しました。夜は学生がカレーを作り、地域の方と一緒に懇談しながら食べることができました。

 翌日の午前中は、もう一度小林さんとポスター作りやキックオフのオンラインミーティングなどを行うにあたり、細かい部分について話し合いました。お昼は市街地に出て、中原水産でしらす丼を食べました。午後からはS BRICKのワーキングスペースで、2日間の内容を整理しました。


小林さんとの打ち合わせ


地域の方々と意見交換

〈企業連携班〉
 企業連携班の今年度の取り組みとして、かいぼり・竹を使用したチームビルディング研修を企画しています。

 27日午後は、株式会社成田の研修所にて、成田の新卒採用のPR活動についてワークショップを行いました。株式会社成田とは2年前から連携を進めています。社のモットーとして「暮らしのお困りごと解決」を掲げています。どのようなお困りごとを解決してきたのか事例を紹介したり、職場の雰囲気や社員さんの顔が見える記事がホームページにあるとよいのではないか。困りごと解決の様子をビデオに撮りSNSにアップしたらどうかなど、アイデアを出し合いました。

 28日は、11月下旬に企画しているチームビルディング研修を実施するにあたって予行演習を行いました。研修の中では、竹のアクティビティを取り入れます。竹を伐採するところから始め、竹筒でご飯を炊き、竹で作った網でバーベキューを行いました。1本の大きな竹から容器や竹飯盒などさまざまなものを作ることが出来るので、チームで話し合って作業する研修にはピッタリな内容だと実感しました。


PR活動のアイデア出し


竹の飯盒づくり

〈水産資源班〉
 水産資源班は今年度からスタートした班です。対象地域としている由良地区との関係性を構築していくために、水産業に関わる方々とのコネクションを作っています。

 27日午後は、洲本市街地にある新川鮮魚店を訪れました。由良からの魚をたくさん仕入れている店で、由良で獲れる魚の種類や旬の時期、店頭で販売している惣菜のことなど、幅広く話を聞きました。

 翌日は、前回のフィールドワークと同様、由良漁港でセリを見学しました。前回より、多くの仲買人や漁師の方と話すことができ、せりや漁のことについて理解を深めました。漁師の方がせり台に魚をのせる様子や、せり落としの仕方についても詳しく聞くことができました。今後は、これまでのフィールドワークの知見を活かして、ヒアリング調査をまとめていく予定です。


漁師の方に話を伺う


仲買人の方から魚の説明を受ける

〈Group of Gamification〉
 GGC班は、「洲本オリジナルのゲームを作成し、洲本の活性化につなげる」ことを目標に活動しています。

 政策学部1回生向けのPBL体験ツアーで、すごろくの実施を目指して活動しています。27日は洲本市役所を訪問し、すごろくの方向性として、持ちやすい紙のサイズ、オンラインとアナログを組み合わせたすごろくの姿、洲本プロジェクトを楽しいと思ってもらえるすごろくの内容について、職員の方と意見交換を行いました。その後、市を紹介するためのチラシを市役所と洲本バスセンターで収集し、洲本市立図書館にて昭和の市勢の資料を読み込みました。

 28日は、すごろくの対象エリア、所要時間などの具体案と、マス目のアイデアを決定しました。実際にすごろくの紙を印刷し、現地を訪れて、ルートやマス目の設置場所を改めて検討しました。これらを踏まえて、先生方や市役所職員の方々と再度意見交換を行い、スタート地点の場所、現地を周遊する際の注意点などを相談しました。今後は、実際の体験ツアーで活用できる形にブラッシュアップしていきます。


旧鐘紡洲本工場


町中にある施設をリサーチ