2025.10.29
「アップルサイクルプロジェクト」始動 フードロス削減と生産者支援を目指す ―摘果りんごを使用した新商品 「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」を開発― 11月5日(水)から『GOOD NATURE MARKET』にて発売開始
【本件のポイント】
- 龍谷大学 経営学部 藤岡ゼミが、弘前市のりんご生産者および株式会社ビオスタイルと連携し、摘果りんごを活用した新商品を開発
- フードロス削減と地域経済への貢献を目指す「アップルサイクルプロジェクト」の第一弾
- 学生が協力農家や加工業者の開拓から商品企画から販促まで主体的に取り組み、地域との協働を実現
【本件の概要】
経営学部 藤岡ゼミは、株式会社ビオスタイル(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山下剛史)と連携し、これまで廃棄されてきた「摘果りんご」を活用した新商品「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」を開発しました。本商品は、りんご栽培の過程で発生するフードロスを削減し、生産者の新たな収入源を創出する「アップルサイクルプロジェクト」の第一弾です。
【商品開発の背景:年間約9割が廃棄される「摘果りんご」に価値を】
りんごは、おいしく大きく育てるために、収穫までに実全体の約9割を摘み取る「摘果(てきか)」という作業が行われます。この摘果作業は、生産者にとって時間と労力がかかる重労働でありながら、収入にはつながりません。また、摘み取られたりんごは、ほとんどが廃棄されてしまいます。
この摘果りんごに新たな価値を見出し、生産者の支援とフードロス削減に貢献するため、本プロジェクトを立ち上げました。
【商品について:大人向けのほろ苦い新感覚フロランタン】
本商品には、青森県弘前市産の「サンジョナゴールド」の摘果りんごを使用しています。まだ熟していない摘果りんごは、酸味が強く、甘味がほとんどないのが特長です。この独特の酸味と渋みを活かし、甘さを控えめにすることで、通常のフロランタンとは一味違う、コク深い“大人の味わい”に仕上げました。
小麦粉の一部を摘果りんごのパウダーに置き換えることで、硬すぎない「ザクほろ」食感を実現。日本茶やコーヒーとの相性も抜群です。
【商品詳細】
- 商品名: 「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」
- 価格: 972円(税込)
- 内容量:90g
- 販売場所:
・GOODNATURE STATION 1階「MARKET」
・GOODNATURE STATION ONLINE(オンラインショップ)
https://online.goodnaturestation.com/
・洛北阪急スクエア 11月12日(水)~11月24日(月)
<先行販売>
・松屋銀座 10月29日(水)~11月11日(火)
・弘前市りんご公園 11月1日(土)~
※11月1日(土)は学生たちが店頭にて販売
【コメント】
~経営学部 藤岡 章子 教授のコメント~
弘前のりんご生産者や行政の方々と2015年から積み重ねてきた信頼関係があったからこそ今回の商品は実現したと考えています。商品を通じて、摘果りんごという素材の魅力、そしてりんごを育てる生産者や産地について知っていただければ嬉しいです。
~経営学部 藤岡ゼミ 今村 朱里さんのコメント~
今回の商品には、プロジェクト始動当初から挑戦したいと考えていたアイデアを存分に取り入れました。弘前市で収穫したりんごを、弘前市で加工することで、現地に利益を還元する仕組みも実現できました。この商品や今後の活動を通して、摘果りんごの持つ魅力や可能性をより多くの方にお届けできれば嬉しいです。
問い合わせ先:龍谷大学経営学部教務課 (担当者:林・弓場)
TEL: 075-645-7895 Email:biz@ad.ryukoku.ac.jp