2025.11.06
<藤岡ゼミ>「摘果りんご」を活用した焼き菓子を開発!【経営学部】
藤岡ゼミナール(以下、藤岡ゼミ)は、これまで廃棄されてきた「摘果(てきか)りんご」を未利用資源として活用する「アップルサイクルプロジェクト」を始動しました 。このプロジェクトの第一弾として、株式会社ビオスタイル(GOOD NATURE STATIONを運営)と連携し、新商品「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」を開発。2025年11月5日(水)より『GOOD NATURE MARKET』にて発売されます 。
本プロジェクトは、未利用資源を活用した商品開発などを通じて、摘果りんごの可能性を広げ、りんご産業を未来へ繋ぐことを目標としています 。
<プロジェクトの背景:年間約9割が廃棄される「摘果りんご」に価値を>
りんご栽培では、果実を大きく高品質に育てるため、収穫までに実全体の約9割を摘み取る「摘果」という作業が行われます 。この摘果作業は生産者にとって重労働でありながら、摘み取られたりんごはほとんどが廃棄されてしまい、収入に繋がらないという社会課題がありました 。
藤岡ゼミでは、マーケティングの考え方や方法を用いて地域課題や社会課題の解決を図る活動を行っており 、この摘果りんごに新たな価値を見出し、フードロス削減と生産者支援を目指し、本プロジェクトを立ち上げました。
<学生が主体的に取り組む産学連携の仕組み>
本プロジェクトは、龍谷大学 経営学部 藤岡ゼミ、青森県弘前市のりんご生産者、そして株式会社ビオスタイルとの産学連携によって推進されています 。
学生たちは、単なる商品企画に留まらず、弘前における協力農家や加工業者の開拓、関係構築、商品アイデアやロゴの提案、プロモーションの実施といった活動に主体的に取り組みました 。そして、地域への貢献を重視した独自の仕組みを構築しています 。
ビオスタイルとは2017年から連携実績があり、サステナビリティと未利用資源の活用という共通の価値観のもと、ゼミが現地での開拓とアイデア出し、ビオスタイルがレシピ開発、製造調整、流通・販売を担うことで、プロジェクトを社会実装させています 。
<摘果りんごを活用した新商品「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」>
プロジェクト第一弾として開発された「日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン」は、大人向けのほろ苦い新感覚のフロランタンです 。
商品名: 日本茶に合う 摘果りんごのフロランタン
発売日: 2025年11月5日(水)新発売
価格/内容量: 税込972円(12個入り:4個×3パック)
販売場所:
・GOOD NATURE MARKET1階「MARKET」
・GOOD NATURE MARKET(オンラインショップ)
https://online.goodnaturestation.com/
・洛北阪急スクエア 11月12日(水)~11月24日(月)
<記者レクチャー>
10月29日(水)にGOOD NATURE STATIONにて記者レクチャーを実施し、本プロジェクトへの思いや概要、そして商品の魅力について詳しくご紹介しました。
参加いただいた記者の皆様からは多くのご質問をいただき、活発な意見交換が行われました。皆様が熱心に耳を傾けてくださり、非常に充実した時間となりました。
<表敬訪問>
10月31日(金)に、藤岡ゼミの学生と藤岡教授が弘前市長を表敬訪問し、新商品の完成を報告しました。
<弘前市での先行販売>
11月1日(土)に弘前市りんご公園にて先行販売を行い、学生たちが店頭に立って販売を行いました。
<今後の展望>
藤岡ゼミは、今後も未利用資源の活用や地域課題の解決に繋がる新たなプロジェクトを継続的に展開していく予定です。学生たちは、座学で得た知識だけでなく、実践を通じて社会のリアルな課題に立ち向かう力を身につけ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。