2025.11.01
【柔道部】講道館杯女子70kg級 西條 里奈子選手(営4)準優勝【学生部/スポーツ・文化活動強化センター】
2025年11月1日(土)、千葉ポートアリーナにて、2025年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会が開催され、本学柔道部からは今年度の全国大会で優秀な成績を収めた女子9名が出場権を獲得し出場いたしました。その中で、女子70㎏級の西條 里菜子選手(営4)が準優勝に輝きました。
本大会は、実業団、警察、大学等の各カテゴリーの大会で優秀な成績を収めた選手達が一堂に会して体重別の日本一を目指す大会です。また、全日本強化選手を選考すると共に、グランドスラム東京2025をはじめとする国際大会の日本代表選手を選考する重要な位置付けの大会となります。
70㎏級の西條選手は、初戦の2回戦で森野選手(桐蔭学園高)に一本勝ちし勢いに乗ります。山場と見ていた続く3回戦は、優勝候補の一角 西願寺選手(コマツ)に対し、粘り強い戦いを展開、最後は延長3分48秒に相手に3つ目の指導が入り反則勝ちで突破します。
準々決勝は佐藤選手(ブイ・テクノロジー)に背負投「技あり」を奪い優勢勝ち、準決勝は川嶋選手(環太平洋大)に延長36秒の大外刈「有効」で優勢勝ちを収め、決勝の舞台に勝ち上がります。
決勝はベテランの池選手(国士館大柔道クラブ)。序盤はお互いに組手争いが続き両者に指導が入ります。その後はお互いにペースを上げ、先に西條選手に2つ目の指導が入ると延長1分10秒には相手に2つ目の指導が入りポイントで並びます。そして勝負の瞬間が訪れ、延長3分過ぎに西條選手が寝技に入るチャンスを掴み抑え込むと、最後は主審が5秒「有効」を宣告し勝負あり。会場が湧く中、西條選手が悲願の日本一を達成したかに思われましたが、相手と離れてから5秒手前で足を絡まれたの判断で「有効」の取り消しが宣告されます。寝技からではなく開始線に戻りそのまま試合の続行が告げられる急展開に、西條選手が焦って仕掛けた小外刈を大内刈で切り返され「一本」勝負あり。一度は優勝したと思った展開から直ぐに気持ちを立て直すことができず、掴んでいた優勝がすり抜ける悔しい準優勝に終わりました。
しかし、最も勝つことが難しいとされる国内最高峰のトーナメントで準優勝に見事輝き、素晴らしい活躍を魅せてくれました。
また、女子63㎏級で木村 穂花選手(営1)が、女子52㎏級で宮原 青海選手(営2)が7位になる健闘を見せました。
さらに、本学柔道部OGで48㎏級の森 結愛選手(ヤックス/22法卒)が準優勝、63㎏級の檀野 芽紅選手(コマツ/23営卒)が3位入賞を果たされ、卒業生の活躍も目覚ましい大会となりました。
【過年度の本大会の実績】
2020年度 女子52kg級 優勝 武田 亮子選手(当時営4)※創部初の快挙
女子52kg級 3位 中内 柚里選手(当時法4)
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-6416.html