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2025.11.11

大阪府教育委員会と連携協定を締結【高大連携推進室】

(写真左:大阪府教育委員会教育長 水野達朗氏、右・龍谷大学学長 安藤徹)

 龍谷大学では、大阪府教育委員会との連携協力に関する協定を締結し、2025年11月7日(金)に大阪府庁別館にて、締結式をおこないました。
今般の協定締結は、大阪府教育委員会において、産業界が求める人材の育成を目的とした新たな総合技術系高校を開校するにあたって、本学先端理工学部が国内理工系学部で初めて「課程制」を導入して分野横断型の専門教育を展開していることに注目し、連携協力の打診があったことをきっかけとして実現いたしました。
 本学では、これまで、京都府、京都市、滋賀県の教育委員会と連携協定を締結しており、模擬授業の実施や「総合的な探究の時間」の活動支援など、教育の質の向上と人材育成に寄与してきました。今回の大阪府教育委員会との連携協定をとおして、これまでの取り組みをさらに広げ、教育活動の充実・発展に取り組みます。

【龍谷大学 安藤学長コメント】
 龍谷大学では、高校生の確かな学力を育み、学習意欲の喚起とよりよい進路選択を可能とするための高大連携事業を積極的に展開してきました。あるいは、高校生と留学生を含む大学生との交流を通じて、双方のキャリア形成を促進するとともに、地域全体の高校教育の活性化にも取り組んでいます。今回の協定が、幅広い分野での協働を促し、私どもの取り組みをさらに充実・発展させる原動力となることを大いに期待しています。
 また、現在、本学ではSDGsの理念を踏まえつつ、「仏教SDGs」という独自の視点から、サステナブルな社会の実現に向けたさまざまな活動を意欲的に推進しています。そうした取り組みの一環として、地域社会とともに歩む高等教育機関としての責務を果たす上でも、この協定締結はきわめて有意義なものです。
 今後、それぞれの教育活動のさらなる充実・発展に資する、さまざまな分野での人的な交流や知的資源の相互活用等を活発に進めつつ、持続可能な社会の実現可能性を力強く引き寄せ、光輝ある未来をともに切り拓いていけることを願っています。

【大阪府教育委員会 水野教育長コメント】
 龍谷大学は「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」という建学の精神のもと、社会の各分野で活躍する、優れた人材を多く輩出されています。
 これからの社会において理系人材がより求められていく中で、専門性を発揮しながら他の領域のこともイメージできる人材こそ、未来に求められる理系人材ではないかと考えています。
 龍谷大学先端理工学部の課程制は、これを見越した人材を育成するというものであると感じています。大阪府教育委員会では、工業系高校の改革を進めており、理系人材をどのように育てていくかをテーマに議論をしています。その中で大切にしている視点が、「最先端の学び、また大学での学びというものを高校の学習の中で、しっかりと触れさせていきたい」というものです。
 龍谷大学との連携協定では、生徒同士、また教員同士がお互いに刺激を受け合いながら、専門的な学びや知見を、議論を進めている新しい工業系高校に環流していただき、我々も理系人材をしっかりと高校段階で育て、大学へ送り出していくことを目指していきたいと考えています。
 この連携協定をきっかけに本府と龍谷大学とのこれからのパートナーシップがより深くなっていくことを祈念いたします。