2025.11.27
仏教史学専攻1回生を対象に特別講義を開催【文学部】
10月24日(金)に仏教史学専攻の1回生を主たる対象として、特別講義を開催しました。
仏教史学専攻のOBで、現在ニューヨークでご活躍されている中垣顕実先生(NY平和ファウンデーション代表、ひろしま平和大使)をお招きし、「卍とハーケンクロイツをめぐる日米での活動―対話による東洋文化と西洋文化の相互理解の道―」と題した特別講義をしていただきました。
講義では、映像を交えながら、卍(スワスティカ)をめぐる東洋と西洋の認識の違いと、それをどう乗り越えていくかという問題について熱く語っていただきました。また、今年の8月におこなった、広島・長崎での被ばく80周年の活動についてのお話もしていただきました。
学生からは「過去の事実を学び、相手の考え方や経験を知り、異なる立場の人々の考え方に歩み寄るということが大切であると感じた。」、「卍の真の意味を理解し、西洋と東洋を比べて、どちらが正しいのかを考えるべきという主張に、強く感動しました。」、「新たな世代に移り変わる今こそ、卍の正しい歴史と意味を伝える活動が大切だと感じました。」などのコメントが寄せられました。
過去をどう学ぶのか、また仏教に基づいて思考し、活動するとはどういうことなのかを考える貴重な時間となりました。