Need Help?

News

ニュース

2025.12.09

2025(2026入試)年度 公募推薦入学試験(総合評価型)及び 龍谷大学付属平安高等学校推薦入学試験(併願方式)における出題ミスについて

2025(2026入試)年度 公募推薦入学試験(総合評価型)及び龍谷大学付属平安高等学校推薦入学試験(併願方式)における出題ミスについて


11月23日に実施しました公募推薦入試(総合評価型)及び龍谷大学付属平安高等学校推薦入学試験(併願方式)(合格発表日12月12日)の出題において、出題ミスがありました。
つきましては、その内容及び対応などを、以下のとおりお知らせいたします。
また、受験生及び関係者の皆さまにはご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申しあげます。
本学では今後このようなことがないよう、再発防止に努める所存です。

【 出題ミスのあった科目 】

11月23日実施分:文系型 『国語』
  
※対象学部:文、経済、経営、法、政策、国際、社会、農、心理

・出題ミス科目の受験者数
  11月23日 文系型 『国語』 受験者数 3,786名 

・該当箇所及び誤表記の内容
  対象設問: 〔三〕 問四  解答番号24
 標記問四は、傍線部③「見たてまつりおぼし」の敬意について、説明を選択させる問題です。
 問題文の内容を読み取り、正答を②の、「見たてまつり」は「入道殿から寝覚の上への敬意」、「おぼし」は「作者から入道殿への敬意」とすることを企図しておりましたが、再検討した結果、正答なしになりうると判断いたしました。
 問四は、傍線部③のうち「見たてまつり」の箇所について、「見る」の主語の判定を含めた内容読解の問題として、「入道殿から寝覚の上への敬意」を読み取らせる意図で出題しました。
 しかし高等学校の国語における古文文法では、一般的な「地の文」の敬意の方向は「作者から動作主へ」または「作者から動作の受け手へ」とされています。その場合、「見たてまつり」の「たてまつり」は「作者から寝覚の上への敬意」と考えることになります。文脈に応じて主語を判定したり、現代語訳を行いつつ判断できる受験生は、②の「入道殿から寝覚の上への敬意」を選択できたと考えますが、文法問題だと判断した受験生は「正答なし」と考えたと思われます。当該箇所の敬意の方向を「入道殿から寝覚の上への敬意」と捉えることは学説として存在しますが、高等学校の学習範囲を逸脱したもので、②を正答とするには不十分でした。
  
・出題ミス発覚の経緯
 試験実施後の問題精査を委託している外部精査機関からの指摘により発覚しました。
 
・出題ミスへの対応
 当該設問については、受験者全員の解答を正答として取り扱います。