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2025.12.05

先端理工学部 応用化学課程・宮武 智弘 教授が関西広域連合主催「カーボンニュートラル先進技術フォーラム」に滋賀県代表として登壇【REC】

 関西の2府4県に鳥取県・徳島県を加えた8府県と、4政令指定都市で構成される特別地方公共団体である関西広域連合が、今後の市場拡大や関連ビジネスの創出が期待される「水素・燃料電池、蓄電池等のカーボンニュートラルに資する技術」をテーマに、「カーボンニュートラル先進技術フォーラム」を開催しました。本フォーラムでは、企業や団体、大学の研究者等による研究成果および先進技術の発表や、発表者と参加者の交流会(名刺交換、意見交換等)が行われました。

 本学からは、滋賀県の代表として、先端理工学部 応用化学課程・宮武 智弘 教授(専門分野:有機化学、超分子化学)が登壇し、天然由来の新しい色素材料「外部刺激に応答するクロロフィル集積体」について発表しました。

 発表では、クロロフィル色素を安定化・集積化することで、温度や摩擦に応答して光吸収が変化する特性を示すことを紹介しました。また、これらを基盤とした示温材料(セキュリティインク等)や加圧センシング材料への応用など、環境にやさしい天然素材を活用した新たな材料開発の可能性について述べ、有効な産業利用が少ない天然色素の新たな利活用への期待を示しました。

 フォーラム全体では、植物由来の高機能材料や蓄電池用材料、水素生成技術、水素貯蔵技術など、複数分野の研究成果および先進技術が発表され、カーボンニュートラル技術に関する幅広い知見が共有されました。


発表の様子

 
 また、発表終了後には、発表者と参加者の交流会(名刺交換、意見交換等)が行われ、宮武教授のもとには、水素・燃料電池、蓄電池等のカーボンニュートラル関連の取り組みを行われている企業や、産学連携・企業支援を推進する関係団体など、10名程度にお越しいただきました。


交流会の様子

 
 龍谷エクステンションセンター(REC)では、引き続き産官学連携を推進していくとともに、本学のブランディングに資する取り組みを進めてまいります。


【カーボンニュートラル先進技術フォーラム】
■会期:2025年12月2日(火)13:00~17:40
■会場:大阪工業大学 梅田キャンパス OITタワー 常翔ホール
■主催:関西広域連合
■プログラム:
 ・13:00~13:10 開会
 ・13:10~13:50 特別講演
 ・14:00~17:00 カーボンニュートラル研究成果・先進技術発表
 ・17:10~17:40 交流会

※本フォーラムの詳細については、関西広域連合のホームページをご覧ください。
https://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/sanshin/omonatorikumi/greenbunya/10758.html