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2025.12.19

研究セミナー「地域の発展に寄与する伝道」を開催-変わりゆく社会のなかで、“いま”を生きる人に寄り添う伝道とは何か-

<12月26日(金)14:00より龍谷大学大宮キャンパスとZoomにてハイブリッド開催>
 

 

【本件のポイント】

  • 劇的に変化していく時代と環境のなか、特に過疎地寺院における伝道や護持・寺院運営の可能性を多角的に検討する研究セミナーを開催
  • 国内外の寺院における独自の取り組みなど、地域に根ざした多様な実践活動の報告を予定
  • 2024年秋以降、「過疎地における伝道」や「震災復興」、「終活」などをテーマに継続開催してきた全7回におよぶ研究セミナーの最終回

 

【本件の概要】
 12月26日(金)14:00〜16:50、世界仏教文化研究センター基礎研究部門「過疎地伝道実践研究プロジェクト班」(研究代表者:葛野洋明・文学部特任教授)は、研究成果を「過疎地(地方)における新たな伝道論」として広く提供することを目的に、研究セミナー「地域の発展に寄与する伝道」を開催します。
 浄土真宗という仏教は、ハワイ、北米、南米、カナダなどに寺院が設立されるなど、世界各地でその土地の文化や環境に即応しながら独自の実践を展開してきました。しかし、人口減少(特に地方からの人口流出)や地域コミュニティの希薄化などが進む現代社会において、僧侶や寺院は地域社会といかに関わり、どのように教えを広め、今後の地域の維持・発展にどう貢献しうるのかが問われています。
 シリーズ第7回目、最終回となる今回の研究セミナーでは、過疎地寺院における伝道や護持・寺院運営の可能性を多角的に考えるため、国内外の事例報告をふまえて、「地域伝道」のあり方について広く検討することを趣旨といたします。
 

 

【イベントの概要】
-名称:研究セミナー「地域の発展に寄与する伝道」
-日時:2025年12月26日(金)14:00〜16:50
-会場:龍谷大学 大宮キャンパス 西黌(せいこう)2F 大会議室 ※Zoom併用
   (京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
-主催:世界仏教文化研究センター(基礎研究部門「過疎地伝道実践研究プロジェクト」)
   ※参加無料・一般参加歓迎・申し込み不要

   (Zoom参加は下記URLのページ記載情報を参照)
-URL:https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/events/events-1517/
-問い合わせ先:rcwbc.kiso@gmail.com

 


【プログラム・登壇者】※各所要時間は変更となる場合があります。


 

【本企画にあたって】


     葛野 洋明(かどの ひろあき)特任教授(本学文学部 実践真宗学研究科)
                    (専門:真宗学・伝道学・国際伝道)
「私は実践真宗学を研究し、特に宗教者の宗教実践分野について研究を進めてきました。この分野は宗教者個人の伝道や活動をはじめ、寺院の活動や地域社会における公益性の発揮なども研究範囲としています。
これまでの研究セミナーでは、各地の寺院の先駆的な取り組みを報告いただきました。地域の生活と密接に関わるお寺には多様な側面があるため、有する課題やアプローチも多種多様です。研究メンバーや参加者の皆様と、実践と分析とを架橋しながら理論的にも深めていきたいと考えています。」
 

 

【講師プロフィール】


            井上 從昭(いのうえ よりあき)
浄土真宗本願寺派妙行寺(鹿児島県鹿児島市)住職。妙行寺では、「縁が繋がって仲間が集い、共に育っていくお寺」でありたいと、地域の方々にとっての「居場所」となるべく、一人ひとりの悩みや思いに寄り添った多様な取り組みを実践。医療や福祉関係者をゲストに迎え、参加者と老いや死について共に語らうイベント『縁起でもない話をしよう会』もその一例。他に『お寺で哲学読書会』や『パソコン・スマホ相談』、『てらの保健室』などその取り組みは多岐にわたる。


             清岡 隆文(きよおか たかふみ)
元龍谷大学大学院実践真宗学研究科特任教授、浄土真宗本願寺派大光寺(大阪府吹田市)前住職、浄土真宗本願寺派布教使、元本願寺派布教使課程専任講師。著書に「大悲心を学ぶ」(本願寺出版社)、「法雨つれづれ」(百華苑)などがある。

 

 

 

研究セミナー・担当教員の取材を希望される場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。


問い合わせ先:龍谷大学 世界仏教文化研究センター
Tel 075-343-3458 cswbc2@ad.ryukoku.ac.jp  https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/