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2026.02.10

福島至名誉教授による講演会を開催【法学部】

 2025年12月2日、本学名誉教授の福島至先生に、「生命倫理と法」の講義で講演会をしていただきました。

 ご講演は、「死因究明制度と人権」というタイトルで、刑務所や警察署内での死亡事件を素材に、拘禁中の死の現状と課題を示すことから始まりました。続いて、イングランドやオーストラリアの検死制度と比較することで、日本の死因究明制度が抱える諸問題が浮き彫りにされました。小林多喜二の事例からイングランド・ウェールズの検死陪審法廷に至るまで、幅広い視点を行き来する福島先生の語りに、学生はあっという間に引き込まれ、制度のあり方や解剖の種類について多くの質問が出るなど、関心の高さがうかがえました。講演後の課題レポートでは、「死因究明を求める権利」をテーマに、これを人権の一内容として位置づけることが可能かどうかについて、各自が制度的・理論的観点から考察を行いました。

[参考] 福島至編著『法医鑑定と検死制度』(日本評論社、2007)
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/3060.html

 本講義は、人工子宮といった最先端のトピックから、安楽死・尊厳死という古典的なものまで、幅広く取り上げるものです。2025年度は、憲法、民法、法哲学の担当教員に、リプロダクティブ・ライツ、同性婚、代理母、臓器売買についてゲストスピーカーをお願いし、法的検討をより深めることができました。
 また、龍谷大学で性的指向、性自認等に関する対応を担っている宗教部からも、ジェンダーやセクシャリティに関する基礎知識と、大学の取り組みについてお話をいただきました。

[参考] 龍谷大学のSOGI/LGBTQに関するリソース
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-8306.html