2026.03.04
2025年度 第4回 REC BIZ-NET 研究会「乳児期・小児期の腸内細菌叢とヒトの健康」を開催しました
乳児とビフィズス菌との共生系、小児期の食習慣と腸内細菌と健康の相互関係についての講演会および講師を交えての軽食交流会を実施
近年、次世代シークエンサーを用いた解析技術の進展により、腸内細菌叢の構成が健康状態に大きく影響することが明らかとなり、腸内環境を整えるための食習慣の重要性が明確になってきています。
今回の研究会では、小児の健康促進に貢献する取り組み、ビジネス創出につながることを期待して、「乳幼児の健康に重要なビフィズス菌とヒトの密接な共生系の紹介」、「周産期から乳幼児期、学童期に至る小児期の食習慣と腸内細菌叢、健康との関連について解説」を行いました。
また、今回の研究会は、公益財団法人りそな中小企業振興財団様にお世話になり、「りそな中小企業振興財団技術懇親会」としても実施しました。
【開催日時】2026年3月2日(月)15:00~17:30
【開催場所】龍谷大学瀬田キャンパスRECホール(対面+オンラインのハイブリッド)
【参 加 費】無 料
【主 催】龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)
<プログラム>
講演1「乳児期にて特異的に見られる腸内細菌とヒトの共生」(15:05~15:45)
龍谷大学 農学部生命科学科 准教授 阪中 幹祥
一般に、母乳栄養児の腸内では、ビフィズス菌が優勢な腸内細菌叢が形成され、宿主である人に対して保健効果をもたらしていることが知られており、「ビフィズス菌優勢な細菌叢形成と本菌がもたらす保健効果発揮」には、母乳に含まれる特定の成分が鍵を握ることを見出してきた研究結果を交えながら、母乳成分を介したビフィズス菌とヒトの密接な共生系について紹介しました。
講演の様子
講演2「周産期から学童期にかけての食習慣・腸内細菌と小児の健康」
(15:50~16:30)
龍谷大学 農学部食品栄養学科 教授 楠 隆
周産期から乳幼児期、学童期に至る小児期の食習慣と腸内細菌叢、健康との関連についての概説とともに、学童期の野菜摂取とアレルギー症状との関連を明らかにする縦断研究の概要、途中経過を紹介。「食-腸内細菌-健康」の相互関係についての考察を講演しました。
講演の様子
講演終了後、対面参加者と講師を交えての軽食交流会を実施。様々な意見交換が行われました。