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2026.04.07

国際会議AHs 2026において知能情報メディア課程の学生(池田教授グループ)がBest Demo Honorable Mentionを受賞【先端理工学部】

2026年3月19日、沖縄先端科学技術大学院大学で開催された国際会議 Augmented Humans International Conference 2026(AHs 2026) において、知能情報メディア課程池田教授の研究グループの政岡幹也さんと寺田倫太郎さんが Best Demo Honorable Mention(最優秀デモ特別賞) を受賞しました。AHsは、人間の身体機能や知覚を拡張する技術を扱うACM公認の国際会議で、今年で17回目を迎えました。34件のデモ展示の中から選ばれた3件のうちの1件として、本グループの研究が高く評価されました。



受賞対象となった研究は、視覚障害者のパラクライミングを支援するAR(※)サイトガイドシステムの開発と実証に関するものです。立体音響(※)に加え、利用者の視線や頭部姿勢に応じて音声提示を変化させることで、クライミングホールドの位置を把握しやすくする仕組みを実現しました。実際のクライミングジムでの登攀実験を通じて、その有効性を検証しています。
デモ展示では、VRゴーグルを用いた体験型の構成とし、来場者が複数の音声提示方式を比較できる工夫を施しました。30名以上が実際に体験し、約50名が説明を聞くなど大きな反響がありました。政岡さんらは約3か月にわたり準備を重ね、サポートメンバーの協力も得ながら高い完成度のデモを実現しました。
今回の受賞は、視覚障害者のスポーツ参加を支援する社会的意義の高いテーマに対し、技術開発と実証を丁寧に積み重ねてきた成果が国際的に認められたものです。今後も本グループは、パラクライミング支援をはじめとするインタフェース研究をさらに発展させていきます。

※AR(Augmented Reality,拡張現実感):眼の前の実世界には存在しない物をあたかも存在するかのように映像や音を提示する技術
※立体音響:両耳に到達する音の時間差や音量差により特定の位置から音がなっているかのように音を提示する技術

ACM公認国際会議 Augmented Humans International Conference 2026