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2018.05.23

「政策実践・探究演習(国内)」京丹後防災プロジェクトの第1回合宿を実施【政策学部】

2018年5月19日(土)20日(日)に「政策実践・探究演習 京丹後防災プロジェクト」(担当:石原 凌河講師)の第1回合宿を実施し、学生15名が参加しました。本プロジェクトの目的は、京都府京丹後市大宮町口大野地区にて、「防災地域デザイン」をテーマに大学と地域が連携し、防災を通じた安全・安心で魅力的な地域再生のあり方について学びます。第1回合宿では、防災マップの作成に向けて、丹後震災記念館の訪問による北丹後地震の資料収集や地域住民の方々との口大野区のまちあるきによる災害時危険箇所や資源の共有をしました。

<5月19日(土)>
午前は丹後震災記念館に訪問し、北丹後地震のメカニズム、当時の被災状況、丹後震災記念館の建築と財団法人設立、震災実況模写について説明を受けました。
午後は口大野公民館に移動し、京丹後市の総務課防災担当職員から、災害対策基本法、京丹後市の防災対策業務(地域防災計画、防災行政無線、ハザードマップ、防災訓練)、地域防災活動(自主防災組織、自主防災組織補助金、地区独自訓練など)、災害時の課題(平成29年台風第18号と被害情報の収集)、地区防災計画(わがまち防災ハザードマップ、まちごとまるごとハザードマップ)、情報提供システムについて説明があり、地域住民の方々と共有しました。次に地域住民の方より、北丹後地震の被災状況について当時の資料をもとに説明がありました。

<5月20日(日)>
2日目の午前は地域住民の方々と共に5班に分かれて、口大野区の地震・火災・水害時における危険箇所(危険物集積地域、延焼拡大危険箇所、ブロック塀の安全性、河川氾濫による浸水など)と地震・火災・水害時における防災資源(消防水利、備蓄など)をチェックし、地図上にまとめ、「空間の脆弱性(防災資源、地域の危険箇所など)」、「地域の弱み(社会・人口などの脆弱性)、「ハザード別(地震、火災、水害)」と「時間別(昼間、夜間)」での被害想定や対応方針について意見交換を行いました。午後は意見交換された内容をもとに、地域住民の方々と意見交換し、防災に関する意識や今後の対応方針について話し合いました。

今後は口大野区の災害教訓誌や防災ワークショップやイベントの実施に向けて、地域住民の方々や京丹後市職員の方々と連携しながら共にプロジェクトを進めていきます。

石原凌河講師 紹介ページ
政策実践・探究演習