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2026.05.21

音と光の溢れるお寺「雲雷寺」の地域活性化への取り組みを学びました【社会共生実習】

 社会学部の「社会共生実習(お寺の可能性を引き出そう!―社会におけるお寺の役割を考える―」)」(担当教員:猪瀬優理教授)では、お寺の社会活動に参加しながら、地域におけるお寺の役割と可能性を考えます。

 5/8(金)には、大阪市中央区にある妙法山雲雷寺から伊丹瑞廣さん(妙法山雲雷寺 住職)をお招きして、地域活性化への取り組みについて学ばせていただきました。


伊丹瑞廣さん

 伊丹さんは、NPO法人響耀(ひびきかがやく)の理事としても従事されており、雲雷寺を会場として、「お寺でJAZZ」や「お寺でOpera(オペラ)」、「お寺で落語」といった主催イベントを開催したり、「寺×ヨガ」などといった個人開催イベントの場所提供もされたりしています。

 お話を伺っていて特に驚いたのは雲雷寺の本堂の設備です。
 ライブハウスのように音を拡散するため天井は波打ち、屋外に音が漏れないように両サイドには廊下が設けられて二重窓になっており、正面の舞台には自動幕、2階には中継できる映写室も整備されているそうです。伊丹さんの幼少期には漫才師が漫才をされていたこともあったそうで、法要などで住職が座る椅子の真下には漫才で使用するマイク(通称サンパチマイク)を立てることができる穴もあるそうです。


「お寺でJAZZ」の様子


本堂の内装の様子

 雲雷寺は大阪大空襲で山門(正門)以外はすべて焼けてしまったそうで、それを機にそうした舞台仕様の本堂に建て替えられたそうです。
 こうした本格的な設備のある本堂なのでイベント会場として多くの問い合わせがあるそうですが、スタッフの数に適した運営を行うこと、手を広げすぎないことを心掛けておられるそうです。地域活性化活動はその地域に根差す必要があります。それゆえ「継続すること」を最優先事項として活動しているとお話しくださいました。


質疑応答の様子


質疑応答の様子

 最後には、目的の明確化や、運営本部(主催者)を別で作ることなど、お寺と地域活性化を繋げるアドバイスをたくさん教えてくださいました。
 今回は特に地域活性化活動について焦点を当ててお話しくださったので、まるでイベント会社のお話しを伺っているかのような、なんとも楽しく興味深いお話しばかりでした。


講演終了後に昼食を食べながら交流しました


ざっくばらんにお話ししてくださいました

 本プロジェクトでは、いくつかの寺院の地域活動を学んだのち、受講生たち自身が地域におけるお寺の役割と可能性を探り、課題解決に向けてさまざまなアプローチをおこないます。
 今回学ばせていただいたイベント企画立案・実施のノウハウを活かすことができるような学生企画が出てくることを楽しみにしたいと思います。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。