Need Help?

News

ニュース

2026.05.29

今年も商学科「フレッシャーズゼミ」で、 宮川光太郎さん(こと京都 番頭執行役員)にご講演いただきました【経営学部】

 5月27日、商学科1回生が受講している「フレッシャーズゼミ」では、こと京都株式会社の番頭執行役員である宮川光太郎さんをお迎えして講演会を開催しました。こと京都は、九条ねぎに特化した(農業の)6次産業化の先進事例として全国的に知られている会社です。
 宮川さんは「京都から、日本の農業の未来をつくる。」のテーマで、約1時間にわたって講演されました。講演は、同社の事業の紹介に加えて、大学に入学して間もない学生たちへのメッセージを込めたものでした。テーマの副題には「大学1回生のみなさまへ」と記されていました。 
 こと京都の事業に関しては、NOUJINアカデミアの取り組みが紹介されました。小・中学校、高校、大学とステージごとにプログラムが準備されています。また、こと京都が目ざす未来として「水でつながる地域循環」の図(イラスト)にもとづいてお話がされました。関連して、岩手県陸前高田市における九条ねぎの栽培が、地域の経済や社会に与える影響(効果)が解説されました。
 講演の後半で強調されたのは、「自己限定をしない」ということでした。そして、伝えたいこととして、重要なのは、興味・関心を持つことであり、無関心でいてはいけないと述べました。また、ご子息の大病の経験から、人生は無駄に生きてはいけない、明日は当たり前にやってくるものではない。与えられた命を大切に、自分で考えて自分で決めること(使命)の大切さにも言及されました。
 学生たちのキャリア形成に関しては、普段から人任せにせずに行動することで身につく「人間力」が必要とされました。イラン戦争によってナフサの輸入が減少しているもとで、包装資材の入手が困難になっている事例を紹介しながら、どの会社も「答えのない問い」にぶつかっていることを指摘し、どんな状況でも諦めずに向き合うことができる人になるべきとしました。



 参加者からの質問に答えて、こと京都の歴史を振り返りながら、九条ねぎに特化することによって事業を発展させてきたとされました。「人間力」をもつ人は、自分で考えている言葉で話しており、物事をまっすぐみることができていることによって見分けることができると述べました。
 宮川さんのご講演は昨年に続くものです。受講生にとても好評でしたので、今年も商学科の学生が入学後に初めて接する経営者の講演としてお願いしました。こと京都は、大切な産業でありながら、接する機会が少ない農業の分野において興味深いビジネスを展開している会社です。宮川さんのお話が、商学科で学ぶ学生たちにとって貴重なものであり、これからの学習の動機付けにもなったように思いました。       (文責 細川孝)