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2026.06.04

“おもや”の方々と大宝神社の「朝市」に参加しました【社会共生実習】

 社会学部の「社会共生実習(農福連携で地域をつなぐ―「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて)」(担当教員:坂本清彦准教授)では、実習先である滋賀県栗東市のNPO法人「縁活」で、障がい者が農業に携わる農福連携事業に関わることで、受講生が地域づくりの活動を経験・展開しています。

 6/1(月)には、実習先の農福連携事業に取り組む“おもや”(滋賀県栗東市)の利用者さん、スタッフの方々と、地元栗東市の大宝神社(だいほうじんじゃ)の「朝市」に参加しました。


 農福連携事業とは、農業を通じて障がいを持つ方などの社会参加を促進する取り組みです。“おもや”では障がい者が農作業、農産物の出荷・加工・販売をおこなうだけでなく、地域社会のつながりを広げるさまざまな活動にも参加しています。その一環で地元栗東市の大宝神社が毎月1日に開催する月次(つきなみ)祭にあわせて、“おもや”の利用者さんやスタッフの方々が「朝市」にも参加されています。



 朝市には“おもや”とご縁のある方々や、大宝神社にお参りに来られる方など、さまざまな人たちが集まります。本実習の受講生・中原一茶さん(現代福祉学科)も6/1の朝市に参加して、“おもや”の利用者さんと一緒に焚火をおこして朝市を訪れる地域の方々と会話を楽しみ、地域社会の交流の輪を広げました。


焚火の準備中


出来上がった焚火の前で談笑中

 JR栗東駅近くにある大宝神社は、701年に創建され、12世紀に制作された一対の狛犬(こまいぬ)が国の重量文化財に指定(京都国立博物館に寄託)されるなど長い歴史に彩られた美しい神社です。その一方で多くの地元の人たちが参拝に訪れる「地域の神社」です。



 特に毎月1日に開かれる月次祭は、穢れのお祓いもおこなわれ、いつもより多くの人が集まります。大宝神社では、若い世代からお年寄りまで門の前で深々とお辞儀をして境内に入り、境内の大きなクスノキに手を当てて祈るなど、地域の人たちに親しまれ深い敬意を持たれていることがわかります。月次祭には近隣の地元の方々だけでなく、栗東市外に住む氏子さんや、“おもや”の方々とつながりのあるキッチンカーなどたくさんの人たちが集まります。

 初夏の日差しが強まる中、朝市に集まった人たちはあちこちで暮らしのこと、仕事のこと、地域のこと、また他愛もない世間話などの尽きない会話に興じます。大宝神社の朝市は、こうして偶々出会った人たちが縁を紡いでいく場所になっています。受講生の中原さんも、神社と朝市が多様な人たちをつなげていく様に強い印象を受けていました。

 実習受入先の“おもや”が月次祭の朝市に来られるようになったのは、神社と地元のつながりから生まれた偶然からでした。宮司の荒井さんは地域との結びつきを大事にして、神社の行事で地元の農産物などを積極的に使っておられます。お祓いの時に知り合った”おもや”の杉田さんの農福連携事業を知り、月次祭で“おもや”の農産物などを売ってもらうことになりました。

 農福連携事業をおこなう“おもや”は障がい者の就労支援や農業をおこなうだけでなく、大宝神社の朝市などの場を通じて、その活動は地域の人びとのつながりを作り広げることにもつながっています。今回の朝市にも“おもや”と大宝神社のご縁でつながった多くの人たちが集まりました。受講生もそうしたご縁のつながりを実感したことと思います。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。