2026.06.15
田中一歩氏・近藤孝子氏による講演会を開催【法学部】
6月10日(水)、顕真館にて、1年生対象科目「基礎演習」の一環として、教務委員会主催の講演会を開催し、法学部1年生全員が参加しました。本年度は、にじいろi-Ru(アイル)の田中一歩さん・近藤孝子さんをお招きし、「性の多様性から『じぶん』について考える〜誰も排除しない社会をめざして〜」と題して、ご講演いただきました。
講演は、ご自身の生い立ちや経験についてのお話しから始まりました。そして、これまでに出会ったたくさんの子どもたちとの対話を紹介しながら、性のあり方は多様であり、誰かによって決められるものではないこと、社会はセクシュアルマイノリティの人々を「いないもの」としてきたし、今もまだそれは続いていることについてお話しくださいました。
またこの問題は、性のあり方に限りません。講演では出自、民族的ルーツ、障がいなどが理由で、自分を隠したり、否定せざるを得ない子どもたちの生きづらさもまた、根っこは同じ問題であることが示されました。
講演を通してお二人からは、すべての人には「自分を生きる権利」があり、誰からも否定されるものではないことが繰り返し述べられました。また、自分の中の「あたりまえ」「普通」が誰かの生きる権利を否定し、社会から排除していることになっていないか見つめ直す大切さにも触れられ、参加した学生も真剣に聞き入っていました。