2026.06.17
“おもや”の方々と農園で小麦の収穫作業をしました。【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(農福連携で地域をつなぐ―「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて)」(担当教員:坂本清彦准教授)では、実習先である滋賀県栗東市のNPO法人「縁活」で、障がい者が農業に携わる農福連携事業に関わることで、受講生が地域づくりの活動を経験・展開しています。
6/12(金)には、実習先の農福連携事業に取り組む“おもや”(滋賀県栗東市)の利用者さん、スタッフの方々と、”おもや”の農園で小麦の収穫作業に参加しました。
一面に広がる小麦
農福連携事業とは、農業を通じて障がいを持つ方などの社会参加を促進する取り組みです。“おもや”では障がい者が農作業、農産物の出荷・加工・販売をおこなうだけでなく、地域社会のつながりを広げるさまざまな活動にも参加しています。
”おもや”の農園の特徴である農薬・肥料・除草剤を一切使わない自然栽培をしているので、自然が作物を育てる力を人間が手助けする農法です。自然が育ててくれた元気で力強い小麦の収穫作業をお手伝いしました。
コンバインでの刈り取り
元気で力強い小麦たちにコンバインで挑む
小麦の収穫には稲用のコンバインを利用するのですが、自然が育てた小麦は力強く丈夫なので稲用コンバインで刈り取れず、刈払い機で刈っていくといった方法を行い、受講生は刈った麦を手でまとめて束にし、コンバインを置いてある場所に運ぶ作業をし、コンバインについている脱穀機で脱穀しました。
刈払い機での稲刈り
コンバインの脱穀機
受講生が刈った麦を手でまとめて束ねるのですが、広大な農園ですので拾い残しが起こり、刈った麦を無駄にしないように利用者さんが丁寧に集める作業をしてもらいました。
手で束ねた麦を運ぶと藁が腕や顔にあたってチクチクするのですが、日向のような温かみや少し甘くノスタルジックな香りが乾いた麦わらの香ってきて、収穫作業日が天気よかったのも後押しとして、気持ちの良い収穫となりました。
束ねた小麦をコンバインの前に
束ねられなかったのを丁寧に集める
この収穫をした日もそうですが屋外での作業ですので、だんだん気温が上がっていき体に厳しくなっていきます。
実習参加受講生や”おもや”の利用者さん、”おもや”のスタッフの皆さん達も、木陰で休み、水を飲んで、熱中症に気を付けて、作業を進めています。
実習受入先の”おもや”さんの農園活動は、自然栽培をチャレンジしていく方たちが集まって出来た「自然栽培パーティー」に2015年に加盟され、利用者さんの働き方、工賃の向上、農業の考え方、栽培技術の向上、販売の方法、耕作放棄の再生など考えなおす必要に気づき改善して自然農法にチャレンジされておられます。
農福連携事業をおこなう“おもや”は障がい者の就労支援や自然栽培農業をおこなうだけでなく、色々なイベントにの場を通じて、その活動は地域の人びとのつながりを作り広げることにもつながっています。
今回の小麦収穫は“おもや”の主力商品に期待をもっている皆様とのご縁でつながっている多くの人たちが喜びました。受講生もそうしたご縁のつながりを実感したことと思います。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。