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2026.06.16

「社会インフラとしての劇場・ホール・アリーナとは」をテーマに 株式会社シアターワークショップ 丸山 健史氏を招いて講演【社会学部】

龍谷大学は、エンタテインメント分野に特化した国内唯一のシンクタンクである「ぴあ総合研究所株式会社」と連携し、ライブ・エンタテインメント市場の専門家として、ぴあ総合研究所 取締役所長・笹井裕子氏を本学の客員教授にお迎えし、「ポピュラーカルチャー論」の講義を開講しています。

この講義では、音楽・映画・舞台など、現代日本のポピュラーカルチャーの変遷や市場環境を分析しながら、エンタメビジネスの仕組みを学びます。さらに、人や地域をつなげていくエンタメの価値や可能性について、視野を広げつつ学びをすすめ、「ポピュラーカルチャーの本質的価値」とは何かを深く考察していく内容となっています。また、実務家をゲストに招き、エンタメ業界の最新の動向に触れる機会も充実させています。


6月12日の授業では、「社会インフラとしての劇場・ホール・アリーナ(ポピュラーカルチャーと街づくり・地域活性)」をテーマに、ゲストとして、株式会社シアターワークショップ 運営プロデュース部門執行役員の丸山健史氏をお招きし、劇場・ホールが持つ価値について講演いただきました。

丸山氏は、「これまでにないホールをつくろう」という株式会社シアターワークショップのコンセプトに魅力を感じ、同社でヒカリエホール・カンファレンス(2012年)、ルミネゼロ(2016年)、立川ステージガーデン(2020年)、など、大規模施設運営に携わってこられた経験をお持ちです。冒頭の自己紹介では、大学時代の学びを通じて、”劇場人として働くのはおもしろそうだ”と感じたことが、現在のキャリアのベースにつながっていることをお話されました。
授業では、劇場の役割が「芸術家のための場」から「市民や観客を育てる場」へと変化していること、地域コミュニティの形成やサードプレイスとしての機能が重要視されている現状を、劇場プロデュースの仕事の流れも踏まえて、お話いただきました。授業の前半は特に、公立文化施設の整備の歴史や、近年進む施設の複合化・再開発・官民連携の動向について解説。さらに、劇場と図書館、子育て施設などを組み合わせた複合施設の事例や、民間企業による劇場開発の増加など、文化施設を取り巻く最新のトレンドについて紹介されました。後半では、丸山氏が携わられた「扇町ミュージアムキューブ」を事例としてとり上げられ、交流・協働・共創による、新しい文化が生まれる場所をめざしたコンセプトや、多様な表現活動が共存するシアターコンプレックスの可能性についても紹介されました。
今回の授業は、劇場・ホールが持つ文化的・社会的価値と、これからの街づくりにおける役割について考える貴重な機会となりました。


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