2026.07.02
約70年の時を超え、インド初代大統領ゆかりのインドボダイジュが再び龍谷大学へ
7/18(土)に記念講演会を開催。2029年びわ湖大津キャンパス※1のシンボルツリーとして公開。
【本件のポイント】
- 仏教三大聖樹の1つであるインドボダイジュが、卒業生が住職を務める寺院より本学に寄贈
- 1958年に初代インド大統領から寄贈されたインドボダイジュに由来する個体が再び龍谷大学へ
- 寄贈を記念した講演会を7/18(土)に瀬田キャンパス※1で開催
【本件の概要】
2026年5月、龍谷大学は鹿児島県指宿市の浄土真宗本願寺派乗船寺より、インドボダイジュ※2の苗の寄贈を受けました。
このインドボダイジュはそもそも、1958年9月、インド初代大統領ラージェンドラ・プラサード氏が国賓として来日し本学を訪問した際、本学が第1号の名誉博士号を授与したことを記念して、同大統領より贈られた樹木に由来するものです。当時寄贈された苗は本学大宮キャンパスに植樹されましたが、越冬管理のため大阪市立大学理工学部附属植物園(現:大阪公立大学附属植物園)に移植され、その後、1976年に鹿児島県指宿市の乗船寺へ株分けされました。
このたび、乗船寺の住職を務める本学卒業生より当該個体の株分け寄贈の提案があり、農学部植物温室を有する瀬田キャンパス※1での受け入れが実現しました。これにより、インド初代大統領から贈られたインドボダイジュが、約70年の時を経て再び本学へ受け継がれることとなりました。
龍谷大学では現在、施設整備を進めており、2029年には観賞用温室においてびわ湖大津キャンパス※1を象徴するシンボルツリーとして広く公開する予定です。
今般、本受贈を記念するとともに、2029年度の公開に向けた第一歩として、講演会を開催いたします。講演会では、学内者を対象にインドボダイジュをはじめとする植物と仏教との関わりや仏教三大聖樹について、本学理事長をはじめとする専門家による記念講演を行います。また、本学農学部長より、インドボダイジュ受贈の経緯および本個体の歴史について説明するとともに、受贈した苗木をご紹介いたします。
約70年の時を経て本学へ受け継がれたインドボダイジュの歴史と、2029年の公開に向けた構想について、ぜひご取材賜りますようお願い申し上げます。なお、ご取材いただける場合は、お手数ですが、事前に下段の問い合わせ先までご連絡いただけますと幸いです。
※1 2027年4月より瀬田キャンパスからびわ湖大津キャンパスへ名称変更
※2 インドボダイジュは、釈尊がその下で悟りを開いたと伝えられるインドの国木の樹木であり、無憂樹・沙羅双樹と並ぶ仏教三大聖樹の一つです。悟りを象徴する聖樹として、ブッダガヤを中心に古来より信仰・保護され、系統的に継承されてきた植物です。(写真は乗船寺のインドボダイジュ)
【入澤 崇理事長コメント】
仏教は植物と関係が深い。このことは釈尊(お釈迦さま)の生涯の重大な場面を見てもそれがわかります。釈尊の誕生、正覚、初説法、入滅に樹木が大きな役割を果たしています。植物を通して仏教にアプローチしてみると仏教文化の豊かさが見えてきます。この度、龍谷大学にインドボダイジュが再帰してきたことを契機に改めて「仏教と植物」の関係に注目し、本学農学部を中心に構想する「Ryukoku Botanical Garden」を紹介したいと思います。
【記念講演会概要】
日 時:7/18(土)9:15~12:30
場 所:龍谷大学瀬田キャンパス※1樹心館
〒520-2194 大津市瀬田大江町横谷1番5
講 師:杉本 瑞穂 氏(龍谷大学非常勤講師)
井上 綾瀬 氏(龍谷大学世界仏教文化研究センター嘱託研究員)
入澤 崇 氏(龍谷大学名誉教授・学校法人龍谷大学理事長)
主 催:龍谷IP「瀬田学舎の教育基盤充実のための”Ryukoku Botanical Garden”整備
を通じた実践型学修プログラムの展開」※3
※3 農学部及び先端理工学部の連携により、学生がキャンパスにおける植物園の設計・施工・管理に携わることを通じて、植物学及びその周辺分野の実践的な学びを得る取組
【プログラム詳細】
9:15~9:25 山﨑 正幸 農学部長「インドボダイジュお披露目と受入の経緯紹介」
9:25~10:05 杉本 瑞穂 氏「ハスと仏教美術」
10:05~10:45 井上 綾瀬 氏「ボダイジュと仏教文化」
10:45~11:00 休憩
11:00~12:00 入澤 崇 氏「仏教と聖樹信仰」
12:00~12:30 質疑応答
12:30~12:50 龍谷IPにて整備中の植物園の案内※自由参加
【インドボダイジュ寄贈の詳細な経緯】
1958年9月 インド初代大統領ラージェンドラ・プラサード氏が本学を訪問し、本学
第1号の名誉博士号を授与。その際、記念として菩提樹の苗が寄贈され
た。
1958年12月 大宮学舎に植樹するが、越冬管理のため大阪市立大学理工学部附属植物
園(現:大阪公立大学附属植物園)に移植。
1960年 大阪市立大学理学部附属植物園(現:大阪公立大学附属植物園)園長で
あった玉利幸次郎氏が定年後に鹿児島へ帰郷する際、クローン1本を持ち
帰る。
1963年頃 玉利氏から乗船寺門徒の園芸家、川上茂氏へクローンが譲渡される。
1968年頃 川上氏より乗船寺へ寄贈。当初は冬は温室搬入。
1976年 大株になったため現在の乗船寺(鹿児島県指宿市)境内に地植え。
問い合わせ先:龍谷大学 農学部教務課 前田
Tel 077-599-5601 agr@ad.ryukoku.ac.jp https://www.agr.ryukoku.ac.jp/