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2026.07.07

「音楽ビジネス概論と最新業界トレンド」をテーマに ぴあ株式会社 新井 貴大氏を招いて講演【社会学部】

龍谷大学は、エンタテインメント分野に特化した国内唯一のシンクタンクである「ぴあ総合研究所株式会社」と連携し、ライブ・エンタテインメント市場の専門家として、ぴあ総合研究所 取締役所長・笹井裕子氏を本学の客員教授にお迎えし、「ポピュラーカルチャー論」の講義を開講しています。

この講義では、音楽・映画・舞台など、現代日本のポピュラーカルチャーの変遷や市場環境を分析しながら、エンタメビジネスの仕組みを学びます。さらに、人や地域をつなげていくエンタメの価値や可能性について、視野を広げつつ学びをすすめ、「ポピュラーカルチャーの本質的価値」とは何かを深く考察していく内容となっています。また、実務家をゲストに招き、エンタメ業界の最新の動向に触れる機会も充実させています。


7月3日の授業では、「音楽ビジネス概論と最新業界トレンド」をテーマに、ゲストとして、ぴあ株式会社 全国エンタメ統括会議チーフプロデューサーの新井貴大氏をお招きし、音楽業界の構造について講演いただきました。

新井氏は2013年にぴあへ入社後、法務部を経て音楽営業、ライブ・イベント事業、アーティストマネジメントなど幅広い分野で活躍され、現在は全社横断プロジェクトを推進するチーフプロデューサーとして、エンタテインメント業界の最前線に携わっておられます。さらに、グループ事業推進局とホノルルマラソン推進室の2つの部署を兼務されています。
授業では、音楽業界の全体構造について解説が行われました。音楽業界はアーティストだけで成り立っているわけではなく、マネジメント会社、レコード会社、出版社、メディア、ライブ制作会社、チケット事業者など、多様なプレーヤーが関わる巨大なエコシステムであるといいます。新井氏はこれを「アーティストとオーディエンスを結ぶ路線図」に例え、それぞれの役割や収益構造を分かりやすく解説されました。
また、音楽業界の大きな変化として、かつて主流だったCD販売中心のビジネスモデルから、ライブやファンクラブ、グッズ販売を中心としたモデルへ移行している現状を紹介。現在では楽曲そのものが収益源というよりも、アーティストを知ってもらうための「入口」となり、その先の体験価値やコミュニティ形成が重要になっていると解説されました。
後半では、海外の企業やSpotifyなどの事例を取り上げながら、ファンダム(ファンコミュニティ)の形成やデータ活用が業界の成長を支えていることを説明されました。
今回の講義を通じて、学生たちは音楽業界の複雑な仕組みや変化するビジネスモデルを学ぶとともに、エンタテインメントが持つ可能性について理解を深める貴重な機会となりました。


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