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2026.07.13

比叡山延暦寺と高野山霊宝館の専門家が龍谷大学に集結

―二つの聖地の至宝から日本仏教の源流を探る学術講演会を開催―

 

【本件のポイント】

  • 比叡山延暦寺 叡山文庫と高野山霊宝館の文化財専門家が、深草キャンパス内のシアターで同時登壇
  • 天台宗・真言宗に受け継がれる至宝を通して日本仏教の源流と密教文化を、映像を交えて解説
  • 2026年3月開催の国際シンポジウム「今、顕密仏教に問う」の成果を踏まえた一般公開講演会

 

【本件の概要】
 龍谷大学 漢字文献情報研究センター※1は、2026年7月24日(金)15:15〜17:00、学術講演会「比叡山延暦寺国宝殿と高野山霊宝館の至宝」を本学深草キャンパスにおいて開催します。
 本講演会では、天台宗の総本山・比叡山延暦寺と、真言宗の総本山・高野山に伝わる貴重な文化財をテーマに、比叡山延暦寺 叡山文庫 主任の宇代貴文氏、高野山霊宝館 館長の大森照龍氏を講師としてお招きします。両氏には、それぞれの聖地に受け継がれてきた仏像・仏画・経典などの文化財について、映像を交えながら紹介いただくとともに、日本仏教の形成に大きな役割を果たした密教文化や信仰の歴史について解説いただきます。また講演後には、龍谷大学研究フェロー・阿部泰郎氏がファシリテーターを担当し、講演者との座談会を実施します。
 本講演会は一般公開とし、仏教学・歴史学・文化財学の研究者や学生のみならず、日本文化や宗教文化に関心を持つ広く一般の方々の参加を歓迎します。


会場:成就館「Ryukoku Main Theater」

 

【実施概要】
-    名称:漢字文献情報研究センター学術講演会
-       「比叡山延暦寺国宝殿と高野山霊宝館の至宝」
-    日時:2026年7月24日(金)15:15〜17:00(開場15:00)
    (講演90分、座談会15分を予定)
-    会場:龍谷大学 深草キャンパス 成就館4Fメインシアター
-       (京都市伏見区深草塚本町67)
-    講師・講題:
  ・比叡山延暦寺 叡山文庫 主任 宇代貴文(うじろ・たかふみ)

   「比叡山の仏教美術とその魅力」
  ・高野山霊宝館 館長 大森照龍(おおもり・しょうりゅう)氏 

   「霊場高野山と文化財」
-    司会:道元徹心(龍谷大学文学部教授) 

- ファシリテーター:阿部泰郎(龍谷大学研究フェロー)
-    参加:無料・WEBページより事前申込制(定員:200名)
-    WEB:https://kanji.ryukoku.ac.jp/events/events-265/
-    主催:龍谷大学 漢字文献情報研究センター
- 共催:龍谷大学 世界仏教文化研究センター
- 後援:天台宗

 

【開催の背景・意義】
 龍谷大学では2026年3月、世界仏教文化研究センター主催による国際シンポジウム「今、顕密(けんみつ)仏教に問う―日本仏教の創成過程から何を汲みとれるか―」を開催しました。同シンポジウムでは、日本仏教の成立過程を考える上で重要な概念である「顕密仏教」※2をテーマに、国内外の研究者が集い、天台・真言の教学や儀礼、神祇信仰との関係などについて多角的な議論が行われました。
 今回の講演会は、その学術的成果を社会へ還元する取り組みの一つとして企画したものです。顕密仏教を支えた文化財に焦点を当てることで、日本仏教の歴史と文化をより身近に理解する機会を提供します。
 さらに、天台宗と真言宗という日本を代表する二つの密教文化圏の専門家が、浄土真宗本願寺派の宗門校である龍谷大学において講演を行うことは、宗派の枠を超えて日本仏教の多様な伝統を学び合う貴重な機会となります。

 

【本企画にあたって】
「最澄と空海によって開かれた天台と真言の教えが今日まで受け継がれ、どのような仏教文化が伝えられたか、両山から専門家を招きやさしく解説して頂きます。」

 

道元徹心 教授(本学文学部仏教学科/漢字文献情報研究センター長)
専門:仏教学、日本仏教、天台学
 


 

【補足説明】
※1 龍谷大学 漢字文献情報研究センター
2026年度に開設した「漢字文献情報研究センター」は、仏教思想を内包する漢字文献の研究と、その現代的意義の創出を目指す学際研究プロジェクト。国宝『文館詞林』や『法華三宗相対抄』などの貴重資料を対象に、文献研究に加え、映像・音楽・朗読などのデジタル技術を活用した新たな表現の創作や、教育的発信にも取り組む。さらに、制作したデジタルコンテンツが現代の若者に与える心理的影響を実証的に分析することで、人文学・情報科学・心理学・芸術を横断する新たな漢字文献研究のモデル構築をめざす。

 

※2 顕密仏教
顕密とは、顕教と密教のこと。顕教は釈迦が衆生に応じて言葉であらわに説き示した教えで、華厳・法相・天台・禅・浄土の教え。密教は大日如来を本尊とする真言の教えで、うかがい知れようのない秘密の教え。天台の密教を台密(という。「顕密仏教」とは、奈良仏教から天台・真言の成立を経て、日本仏教が独自の展開を遂げていく歴史的過程を捉える枠組みとして、歴史学者・黒田俊雄が提唱して以来、約半世紀にわたり、日本仏教研究に大きな影響を与えてきた。

 

本講演会・担当教員の取材を希望される場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

 


問い合わせ先:龍谷大学 漢字文献情報研究センター
Tel 075-645-2154 kanji@ad.ryukoku.ac.jp  https://kanji.ryukoku.ac.jp/