2026.07.23
実際の地域活動から見えてきたものとは【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(地域エンパワねっと・大津中央)」(担当教員:脇田健一教授)では、滋賀県大津市の中心市街地の住民の皆さまとのコラボを通じて、地域活性化に取り組みます。課題を地域住民との対話をとおして学生自身が見つけ出し、その課題解決に向けて活動します。
7/18(土)に、子どもと遊ぶことや、地域で子どもたちの成長を見守ることに関心を寄せる5名の受講生が、実際の地域活動の中にどのような課題が潜んでいるのかを探るため、中央学区子ども会育成連絡協議会の主催するキッズクラブの活動で、オーパルオプテックス株式会社が提供する「カヌー体験・びわこ環境学習」にお手伝いとして参加させていただきました。
受講生たちは、親御さんが一緒に乗れない子どもさんに付いてカヌーに乗ったり、サポートにまわったりしました。
活動に参加した受講生から、レポートが届いていますので紹介させていただきます。
■土井美緒さん(現代福祉学科3年生)
カヌー体験・びわこ環境学習オーパルに参加して、学校行事とは別で子どもたちは自分で参加を決めて来ているため、とても意欲的に活動へ取り組んでいました。びわこでカヌーを楽しみながらも、びわこにどんな生き物がいるのかを知ることができ、自分が育った地域に愛着を持てるような工夫がされていると感じました。
また、保護者同士も活動に参加することで、普段の学校生活や子どもたちについて会話を楽しんだり、情報交換をしたりする姿が見られました。子どもだけでなく、保護者同士のつながりが生まれる場にもなっており、地域全体で子どもを見守る環境づくりにつながっていることを実感しました。
私たちは保護者が付き添えない子どもと一緒にカヌーへ乗り、この体験がなんらかの形で子ども自身の自信に繋がるよう声をかけながらサポートしました。会話の中から笑顔が増え、楽しみながら自分の育っている環境に触れていく姿がとても印象に残っています。また、高学年では子ども同士でカヌーに乗るため、学生は一人でカヌーに乗り、安全面の確認や困っている子どものサポートを行いました。子どもたちが自分たちで考え、協力しながら活動する姿だけでなく、異年齢の子ども同士が自然に関わり、年上の子が年下の子を気にかける場面も見られ、地域活動ならではの学び合いの機会になっていると感じました。
一方で、活動を通して運営側の高齢化による人手不足という課題も感じました。以前の子ども会育成連絡協議会の会議では、保護者にも運営側として関わってもらえたらという話がありましたが、活動中の保護者との何気ない会話からは、活動への参加には前向きである一方、下の子の育児や仕事などがあり、運営まで担う時間を確保することは難しいという現状もうかがえました。そのため、地域活動を継続していくためには、現在の運営メンバーだけに負担が偏らないよう、学生や地域住民など多様な世代が無理なく関われる仕組みづくりが必要であると感じました。
今回の活動を通して、地域活動は子どもに体験の機会を提供するだけではなく、保護者同士や地域の人とのつながりを深める大切な場でもあることを学びました。また、そのような活動を継続していくためには、地域が抱える課題にも目を向け、現場の声を少しずつ聞きながら信頼関係を築いていくことが重要であると感じました。今後も子ども一人ひとりが安心して挑戦できる環境づくりや、地域全体で子どもの成長を支える視点を大切にしながら活動に参加していきたいです。
■松井茉央さん(現代福祉学科3年生)
今回参加させて頂いたメンバー各々、子育連の方や保護者の方、参加している子ども達に、気になっていることや聞きたいことを事前に話し合い確認してから活動に参加させて頂きました。特に私は、参加している子の兄弟構成や、保護者が来られているのか聞かせて頂きました。
当日の参加していた保護者の方が思ったより多かった印象でした。
実際に一緒にカヌーを乗りながら話を聞けて感じたことは、上の兄弟がいる子の保護者さんの参加率があまり良くないのかなという印象でした。上の子の習い事とかが忙しいのかなと思いました。
また、実習だからと堅苦しくなりすぎず、メンバーとの距離を縮めることができたのも良かったです。普段大学では話さないことを話したり、参加して課題を一緒に見つけたり、良い時間を経験することが出来ました。これからの実習活動に繋げたいと思いました。
今回の地域活動への参加を経て、受講生たちは今後の実習活動につながるたくさんのヒントや気づきを持ち帰ってくれたようです。
それらを今後どのように展開させて後期の活動につなげてくれるのか、楽しみにしたいと思います。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。