2026.08.19
【現代社会領域】基礎ゼミナールA・学外フィールドワークを実施(竹内友章クラス)
社会学部・現代社会領域の基礎ゼミナールA(竹内友章クラス)では、2026年8月7日、大阪府高槻市富田地域を拠点に活動する「一般社団法人タウンスペースWAKWAK」を訪問し、フィールドワークを実施しました。
タウンスペースWAKWAKは、高槻市富田地域を中心に地域福祉事業を展開する団体です。福祉と人権、社会的包摂を基調に、子どもから高齢者までを対象とした活動を行うとともに、地域住民、市民活動団体、事業者、行政など、多様な主体をつなぐ役割を担っています。
当日は、富田地域でこれまでどのような活動が積み重ねられてきたのか、また、地域で生じるさまざまな困りごとに対して、住民や専門職、行政、地域の団体などがどのように関わっているのかについてお話を伺いました。地域のなかを実際に歩くことを通して、福祉の取り組みが特定の施設のなかだけで行われるのではなく、人びとの日常生活や地域のさまざまな場所と結びついていることを学びました。
学生にとって印象的だったのは、「支援する人」と「支援される人」という単純な関係だけでは地域福祉を捉えられないことです。地域には、子ども、高齢者、子育て世帯、地域活動に関わる住民、福祉関係者など、さまざまな人が暮らしています。それぞれが異なる立場や経験をもちながら、時には支えられ、時には誰かを支えながら暮らしています。
フィールドワークは、現場に行けば自動的に「答え」が見つかるものではありません。むしろ実際に地域に入ることで、教室では気づかなかった疑問が生まれます。「地域とは誰のものなのか」「支援とは何をすることなのか」「異なる立場の人びとがともに暮らすためには何が必要なのか」。今回生まれたこうした問いを大学へ持ち帰り、今後のゼミでさらに考えていきます。
また、現在行われている活動だけを見るのではなく、「なぜこの地域でこのような活動が必要とされてきたのか」という歴史に目を向けることも重要です。WAKWAKの取り組みも、地域で長年積み重ねられてきた福祉や人権、まちづくりの活動とのつながりのなかで形成されてきました。