2026.09.04
「キャリア&ライフマネジメント」で株式会社i-plug代表取締役会長・中野智哉氏にご講演いただきました。【経営学部】
7月22日、経営学部の「キャリア&ライフマネジメント」において、株式会社i-plug代表取締役会長の中野智哉氏をお招きし、「しくじり社長に学ぶワクワクする生き方」をテーマにご講演いただきました。
中野氏は、新卒オファー型就活サービス「OfferBox」を運営する株式会社i-plugを2012年に設立。今回の講演では、現在に至るまでのキャリアを、成功体験だけでなく、自身のさまざまな「しくじり」も交えながら振り返りました。
学生時代に好きなことだけに没頭していた経験、社会人になってからの挫折、営業で成果を出すために重ねた努力、そして起業後にいくつもの事業を試行錯誤した経験などが紹介されました。そのなかで中野氏は、自分が「ワクワクすること」だけを追うのではなく、周囲の人のワクワクにも目を向けること、一人の力だけに頼らず仲間を巻き込むこと、そして実際の顧客の声に向き合うことの重要性を、自身の経験をもとに語りました。
また後半では、AIをはじめとする技術の進展などによって社会が変化していくなか、自分自身も変化し続けることの大切さに話が及びました。大学時代には、何か一つでも「没頭できるもの」を見つけること、他人と比べるのではなく昨日の自分と比べ、小さな成長を楽しむことなど、自分らしいキャリアをつくっていくための考え方が学生に示されました。
華やかな成果だけではなく、失敗や試行錯誤を含めた一人の経営者のキャリアに触れることで、学生にとって、決まった正解を探すのではなく、自らの経験や興味をどのようにこれからのキャリアにつなげていくかを考える機会となりました。
講演後の学生の感想からも、それぞれが中野氏の経験を自分自身の大学生活やこれからのキャリアに引き寄せて受け止めていたことがうかがえます。
「成功している経営者は順調に歩んできた人だと思っていましたが、何度も失敗し、そこから学びながら挑戦を続けてきたことが印象に残りました。失敗を恐れるのではなく、次につなげる姿勢が大切だと感じました」
「一人の力だけでは大きな課題を解決できず、仲間と力を合わせることが大切だという話が印象に残りました。周囲の人と協力することで、自分だけではできない挑戦につながるのだと思いました」
「大学時代に一つでも没頭できるものを持つという話を聞き、自分は何に没頭できるのかを考えるきっかけになりました。他人ではなく昨日の自分と比べながら、小さな成長を積み重ねていきたいです」
*「キャリア&ライフマネジメント」は新しいキャリア教育の実践を目指して設置された新しい科目です。ゼミの選び方やライフキャリア、資産形成やセーフティネットなど大学生で触れておくべきキャリアの視点について取り上げます。
中野 智哉(なかの・ともや)氏
株式会社i-plug 代表取締役会長。中京大学経営学部を卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルグループ)で求人広告の法人営業に従事。グロービス経営大学院大学でMBAを取得し、2012年に株式会社i-plugを設立。代表取締役CEOとして同社を率いた後、2026年6月に代表取締役会長に就任。公益財団法人大阪産業局理事、大阪商工会議所1号議員を務めるほか、2025年9月には文部科学省アントレプレナーシップ推進大使に就任し、起業家教育などにも携わっています。