2026.11.01
RYUKOKU PRIDE LETTER vol.7
SOGIEを考えるメールマガジン
★世界のプライドイベントに行ってみた★
【ホノルル プライドパレード】
Hawaii Office(RUHO)に滞在中のグローバル教育推進センターのスタッフから現地のレポートが届きました。
2026年10月17日(土)、アメリカ・ハワイ州ホノルルで開催された「Honolulu Pride Parade」にRISE Program in Hawaii(Fall Semester)の学生18名とともに参加しました。
ハワイには、多様な民族や文化を持つ人々が共に暮らしてきた歴史があります。また、古くから「マフ(Māhū)」と呼ばれる、人の性や生き方を男女の枠組みだけで捉えない考え方が存在しており、多様なあり方を尊重する文化が育まれてきました。こうした文化的背景のもと、1974年に始まったHonolulu Pride Paradeは、現在ではハワイ最大規模のLGBTQIA+イベントとして広く知られています。
Honolulu Pride Paradeはハワイアン航空をはじめとする企業や地域団体、個人など、多様なコミュニティが参加していました。参加者はそれぞれが思い思いの服装や髪型をして、自分らしさを自由に表現しながらパレードを楽しんでいました。
パレードはアラモアナ地区からワイキキにかけて行われました。ホノルルの街にはこどもから大人まで多くの観客が集まり、沿道には椅子を並べてパレードを楽しむ人の姿が見られました。地元住民だけでなく観光客も加わり、参加者へ声援を送ったり、一緒に踊ったりと、街全体がイベントを盛り上げている様子が印象的でした。
学生たちも、沿道からの声援に応えながら、笑顔で手を振ったりハイタッチを交わしたりと、パレードの雰囲気を存分に楽しんでいました。
今回、私たちは本派本願寺ハワイ別院の皆様とともにパレードへ参加しました。本派本願寺ハワイ別院は、長年にわたりハワイの日系社会や地域コミュニティと深い関わりを築いてきた存在です(いちはやく同性婚に賛同を表明し、2013年ハワイ州の同性婚の法制化にも貢献しました)。学生にとっても、地域社会との交流を通じて建学の精神の基盤である浄土真宗の精神について考える貴重な機会となりました。
多様な背景や価値観を持つ人々が互いを尊重しながら共生するハワイ社会に触れるとともに、自らもその一員としてパレードに参加することで、多様性や包摂性について理解を深めることができました。
【RISE Program in Hawaii(Fall Semester)参加学生の参加レポート】
「街全体が活気に溢れているなと驚きました。パレードで歩いている人もそれを見ている人も年齢や性別関係なく、好きなように声を出したり自分を表現している人達が沢山いて、それがこの街では当たり前なんだなと自由を感じました。」
「初めてこのようなパレードに参加者側として過すことができて、とても楽しかったです。街の皆さんの盛り上げが僕の気持ちを昂ぶらせ、とても楽しい時間でした。閉塞感のある日本での日常とは異なり、留学という非日常も相まってか、自己を表現することを後押ししてくれるハワイの日々と人々の温かさには、嬉しい気持ちになりました。」
「日本でもパレードに参加したことがなく、初めての海外で貴重な経験をさせていただきました。スタートの会場に入った時から、参加者の熱量やパレードに対する思いが伝わってきました。パレード中には、多くの方と手を振りながらLGBTQ+について改めて考えるきっかけになりました。帰宅後、ホストファミリーと現地のテレビでパレードの様子を観たのですが、皆さん自分の思い思いに表現し、現場の雰囲気なども伝わってきました」
「警察官も楽しんでいる所が印象的で、日本では固い職業柄考えられない光景ではあったが町全体で作りあげているイベントとして一体感を感じた。海外の大勢の方に見られながら歩く事は、今後一生無いと思うので貴重な経験をさせて頂いたと感じている。」
【レインボーフェスタ!、関西レインボーパレードに参加しました】
10月10日(土)、11日(日)に大阪市の扇町公園で開催されたレインボーフェスタ!2026に参加しました。レインボーフェスタ!は、多様な性のあり方を認めあい、一人ひとりの価値観を尊重する社会を目指す関西最大級のイベントです。今年は、学生有志「まいにじ」とLGBTs交流サークル「にじりゅう」を中心とした学生と教職員が共同で出展し、現役の龍大生や卒業生を含む多くの来場者や、大学や大使館、企業や団体などのブースの方々と交流を深めることができました。また、2日目にはレインボーパレードにも参加し、一人ひとりの性のあり方を認めあう誰もが生きやすい社会を訴えました。
龍谷大学ブースでは、人から言われて辛かった偏見や、自分自身が持っている偏見を書いてゴミ箱に捨てる「偏見ポイ」という学生企画のワークショップを実施。100名以上の人が参加され、「偏見」を投げ入れてくださいました。
その偏見をいくつか拾ってみると・・・
●高校生の時、祖父母に高級なご飯に連れて行ってもらって、「自分は稼いでいないのにここまでしてもらって申し訳ない」と言ったら、「将来あなたに子供や孫ができたときに同じようにしてくれたらそれで十分」と言われ、余計申し訳なくなった。(by レズビアン)
●男らしく、女らしくって勝手に型にはめないでほしい! 私は私です!
●まあ、そういう人もいてもいいと俺は思う(上から目線、傍観者)
●家族に同性愛について話したら、ありえないという顔をされた。
などなど。さまざまな「偏見」が集まりました(文言は一部修正しています)。無自覚な偏見や無意識の思い込みについてともに考えましょう。
【SOGI カフェを開催しています】
ジェンダーやセクシュアリティなどについて気軽に語り合う「SOGIカフェ」(そじかふぇ)を半期に一回程度開催しています。毎回テーマを決めてふんわりと語り合っています。参加者のジェンダーアイデンティティやセクシュアリティは問いません。お申し込みは不要で、趣旨に賛同してくださる方ならどなたでもご参加いただけます。また、個人情報の保護などに関するグランドルールを設けています。黙って聞いているだけでもOK。途中参加や途中退室も可。開催日時や場所はポータルサイトなどでお知らせします。なお、教職員の方は、おやつまたは500円程度のカンパをお願いします(任意です)。
【イベント情報】
① 成道会記念LOVE & PEACE WEEK 講演会交際15年、僕たちが同性婚を求める理由 ~元消防士と元警察官の同性カップル~
講師 KANE and KOTFEさん
日時 2026年12月4日(金) 15:15~16:15
場所 深草キャンパス顕真館
※ 終了後にSOGIカフェを予定しています。
発行:龍谷大学宗教部 (2026.11.1)
【バックナンバー】 ・RYUKOKU PRIDE LETTER