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2026.11.05

<京都企業論>経営者講義が始まり、第1回は、こと京都【経営学部】

 龍谷大学経営学部では毎年、後期に「我が社の経営と京都」という経営学特別講義を開講してきました。今年度からは、その成果を引き継ぐかたちで商学科の「京都企業論」で、京都企業の方に講演をお願いしています。今年度は、こと京都、イシダ、オムロン京都太陽、タキイ種苗、京都放送の5社から経営者の方をお迎えします。
 その初回が、10月27日に行われ、こと京都株式会社の番頭執行役員である宮川光太郎さんをお迎えしました。宮川さんは、「地域産業としての農業~九条ねぎ一本Never Give up ! 」のテーマで、同社の過去、現在、未来について話されました。


 同社は、九条ねぎに特化した生産・加工・販売(6次産業化)で持続的に発展してきましたが、それを可能にした経営についてのお話は、以下の感想のように、学生たちにとって感銘を与えるものとなりました(一部、抜粋)。


  「野菜は補助金に頼れないからこそ、ビジネスとして自立するしかない」という言葉
  に、農業に対する圧倒的な覚悟を感じました。単に作物を育てるだけでなく、産地分
  散によるリスクヘッジや加工品化などの第6次産業化、そして都市部で稼いだお金を
  地方へ循環させる「地域経済の仕組み」を構築されている点に深く感銘を受けまし
  た。

  今日の講義では、こと京都株式会社の宮川さんのお話を通して、農業の新しい可能性
  や、震災復興における農業の重要性について学べました。特に印象に残ったのは、
  農業が震災からの復興に大きく役立つというお話です。農業は建物がなくても、土
  地や農業機械、種などがあれば始めることができ、農作物を生産することで新たな
  仕事や需要を生み出せることを知りました。


 宮川さんは講演の後半では、中小企業の経営に関わる立場、採用担当者としての立場から自らの経験を踏まえながら、メッセージ(アドバイス)を伝えました。学生たちの受け止めは、以下のようでした(一部、抜粋)。


  特に印象に残ったのは、企業の選び方についてのお話です。一緒に働くことは、一緒
  に生き、同じ時間を共有することでもあります。そのため、就職先を選ぶ際には、給
  与や福利厚生といった条件だけでなく、相手の人柄や企業の本質を知ることが大切な
  のだと学びました。私自身、これまで企業を選ぶ際には、給与や福利厚生ばかりに
  目を向けていたことを反省しました。さまざまな視点から企業を知り、自分に合っ
  た職場を選ぶことが、自分のキャリアを築き、将来充実した生活を送るうえで重要な
  のだと感じました。

 宮川さんには、2021年度以降、毎年、講演していただいています。講演のたびに、こと京都のビジネスの仕組みが進化していることを実感しています。今回もまた最新の動向をお聞かせいただけました。来年また講演いただく際に、何を聞かせていただけるのか楽しみにしています。                        (文責:細川孝)