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2018.07.03

日本航空株式会社 代表取締役副社長執行役員 藤田 直志 氏による講演会を実施しました【農学部】

 2018年7月2日(月)、日本航空株式会社 代表取締役副社長執行役員 藤田 直志 氏をお招きし、「地域の農業・食・特産品を魅力ある観光資源に-JALが取り組む地域活性化と世界への発信-」についてご講演いただきました。
同社は、1951年に設立して以来、60年以上に渡り、航空輸送事業に携り、現在は国際線54路線、国内線127路線、売上高では世界で12番目のエアラインとして事業展開されています。2018年5月には国内外の多彩なネットワークを活かし、農業事業にも参入しました。
 講演では、国としての大きな目標である観光産業の発展、観光立国の実現に貢献するため、同社が取り組む観光と農業を結びつけた取り組みについて、具体的な事例をご紹介いただきました。農業、農産品は観光資源としての大きな可能性を秘めています。今年設立された新会社では、農業事業を展開し、観光農園の運営やプライベートブランドの開発・販売により、インバウンドの呼び込みや農水産物の輸出力強化を目指されており、「食」や「農」を学ぶ学生たちにとって、大変興味深い内容でした。
 また、同社がこれまでの成長を遂げた経営について、その根幹にある経営哲学を社員一人一人の行動指針に落とし込んだ「JALフィロソフィ」についてもご紹介いただき、学生が今後の研究テーマや自身のキャリアを考えるよい機会となりました。

<学生の感想>
・講演を聴くまでは、農業と航空会社とのつがなりが見えなかったが、お話を聞いて、地域の農産物を活用した町おこしや、農業事業の新会社設立を知り、驚いた。
・企業の経営理念や行動指針のお話が大変興味深く、今後の就職活動やインターンシップで訪れる企業の見方が変わると思った。
・航空会社と農業は一見関係がなさそうに思えたが、鮮度を保つことや、輸送コストを下げる仕組みなど、食の流通に深く関係していることを知ることができた。