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2018.07.23

「障がい学生支援に関する教職員向け研修会」を開催 【キャリアセンター・障がい学生支援室】

「障がいのある学生のキャリア形成について~大学・企業・市民はどう応えるのか~」をテーマに開催し、30名を超える教職員が参加しました。

 まず、障がい学生支援室より、「本学における障がいのある学生のキャリア支援の現状と課題」について報告し、キャリアセンターからは、京都府の新たな事業である「寄り添い支援型学生インターンシップ事業」への本学の取組みに関する経過報告を行いました。続いて、株式会社ヒューマンアクティベーションの代表取締役中尾憲司氏に、「人が固有の用に生きる社会をつくる~大学におけるアウトリーチ・プログラムの実践について~」他大学の事例等ご講演いただきました。
※「アウトリーチ・プログラム」:「一人の学生も取りこぼさない就職支援」を目標に、「学生支援」と「求人確保」、そして「学生と企業のマッチング」を一体とした取組。主に一人では進路を切り拓くことが難しい学生を対象にしている。

 報告と講演を踏まえ、フロアから質問(相談に来ない学生への仕掛けはどのようなものがあるのか、個別フォローを要する学生はどの位いるのか、受け入れ企業をどのように探しているのか、発達に障がいのある学生へのアプローチはどうしているのか等)を受けてディスカッションを行いました。(ファシリテーター:政策学部 深尾 昌峰 教授)

 全体をとおして、障がいのある学生やコミュニケーション等が苦手で進路選択に困難を抱える学生が増加する中、キャリア支援の体制づくりについては、本学全体の大きな課題であり、今回の取組を一つの契機として、更に課題の学内共有を進めるとともに、様々な先進事例を学ぶ機会などもつくりながら、継続的に支援体制について検討していくことが確認されました。ディスカッションの中でも話されていましたが、ひとつの部署で解決できる課題ではないため、「学生のことを真ん中に」という気持ちを忘れず、部署間の連携を図りながら、より良い方向性を模索していきたいと思います。
研修会の録画を、後日ブランドセンターにアップ予定です。ご参加いただけなかった方は、ぜひご覧ください。


開会の挨拶をする森田障がい学生支援室長


フロアから質問を受けてのディスカッション