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2018.08.08

京丹後市夢まち創り大学×龍谷大学政策学部 龍谷大学生が京丹後市全域の防災訓練の日に大宮町口大野区で防災イベントを開催 8月26日(日) 於:口大野公民館

【本件のポイント】
・ 龍谷大学生が京丹後市全域の防災訓練にあわせて、防災イベントを開催します。
・ 京丹後市大宮町口大野(くちおおの)区には避難場所の確保に関わる防災上の課題があります。7月の西日本豪雨では、区内を流れる竹野川の氾濫や土砂災害の被害も出ました。
・ 龍谷大学生が実施する防災イベントでは、幅広い世代に向けて、防災の正しい知識や災害時に正しい行動・判断ができるよう様々な企画が予定されています。

 龍谷大学政策学部で開講しているPBL科目「政策実践・探究演習」の「京丹後防災プロジェクト」※1(担当教員:石原 凌河講師)では、「京丹後市夢まち創り大学」※2と協働しながら、2018年4月から大宮町口大野区を中心に地震・風水害・雪害といったハザードや地域防災活動の状況などを調査し、地域防災活動の担い手としての素養を育むとともに地域防災活動のさらなる発展を目的として活動しています。
 口大野区は地震時に竹野川に架かる橋の倒壊や水害時に竹野川の氾濫の恐れがあるものの、避難所に向かうためには橋を渡る必要があり、まとまった人数を収容できる避難所や避難場所の確保をどうするかが防災上の課題となっています。
 実際に7月の西日本豪雨では、竹野川の氾濫や田畑の冠水、土砂災害の被害が出ました。8月26日は口大野区で防災訓練が開催され、龍谷大学生が2度の調査をもとに企画した、防災イベントが開催されます。イベントでは幅広い世代の地域住民に向けて、防災の正しい知識や災害時に正しい行動・判断ができるように非常食の試食会、防災ゲームの体験、防災意識や避難行動に関するアンケート調査が予定されています。
 防災訓練・防災イベント・アンケートの結果をうけて、口大野区における地域住民の防災意識のさらなる醸成、備蓄、避難場所の確保、避難行動などを検討し、地域防災活動の発展につなげていきます。

1.日 時
  2018年8月26日(日)08:00~10:00(予定)

2.参加者(予定)
  石原 凌河講師、龍谷大学政策学部PBL科目「政策実践・探究演習」京丹後防災プロジェクト受講生、京丹後市大宮町口大野区の住民など、120名程度。

3.実施内容・スケジュール
  防災イベント
  2018年8月26日(日)08:00−10:00 
  口大野公民館(〒629-2501 京都府京丹後市大宮町口大野889)

(1)非常食の試食会
災害時におけるインフラ機能の停止によって救援物資の到着まで時間がかかるため、命をつなぐために非常食が重要になっています。避難所や防災倉庫に非常食が備蓄されていますが、それを食す機会があまりありません。そこで、地域住民と大学生が一緒に非常食を作ることによって、非常食の作り方を学び、平時の食料を余分にストックする「ローリングストック」など備蓄の知識を学びます。

(2)防災ゲームの体験
市販の防災ゲームを使い、地域住民と大学生が一緒に遊ぶことによって、災害対応の知識を学びます。防災ゲームの体験は、口大野区の防災ゲーム開発につなげます。

(3)防災意識や避難行動に関するアンケート調査
防災訓練や防災イベントによって防災意識の醸成や避難行動につながったかなど、アンケート調査を実施します。防災訓練、防災イベント、アンケートの結果を受けて、口大野区における地域住民の防災意識のさらなる醸成、備蓄、避難行動、避難場所の確保などを検討し、地域防災活動の発展につなげていきます。

4.補足
※1 京丹後防災プロジェクト
本学参加学生は19名。2018年度より地域防災活動のさらなる発展を目的として、京丹後市大宮町口大野区を拠点に北近畿地震の被災経験や災害伝承に関する聞き書き冊子の作成、防災イベント等を実施しています。

※2 京丹後市夢まち創り大学
大学が蓄積してきた高度な知識、技術及び情報並びに若い大学生の活力を市内に導入することで、京丹後市の地域と大学が互いに学び合い協働して地域課題の解決や地域の活性化を図ることを目的として、全国11大学の参画を得て「京丹後市夢まち創り大学」を組織。

問い合わせ先…龍谷大学 政策学部教務課 担当:奥村・石倉   Tel 075-645-2285
                        (土日、8月13日~17日は閉室)