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2018.09.14

モンゴル国の土城跡から発掘された仏像を現地博物館に寄贈

龍谷大学農学部食料農業システム学科の中田 裕子講師らの研究グループが、モンゴル国西部のゴビアルタイ県シャルガ郡で2016年に行なった土城遺跡の発掘調査において、モンゴル帝国時代に作られた等身大の仏像の一部と思われる足や手を発見しました。

仏像の切り出しやその他の出土物も含めたウランバートルへの運搬については本学が全面的に費用を負担し、モンゴル国際文明研究所に保管されていましたが、モンゴル国における歴史的価値に鑑み、今般、現地のゴビアルタイ県博物館に寄贈することとなりました。それに合わせて、モンゴル国立博物館では「草原の文化・宗教交流と文字資料」という特別展が開催され、モンゴルの伝統の民族音楽披露の後、入澤学長が開会の辞を述べました。

その後、学長からシャルガ郡文化センター長への寄贈の式典も行われ、仏像はじめ出土物は国立博物館の特別展でしばらく展示され後、発掘されたゴビアルタイ県に返還される予定となっています。