2018.12.07
シンポジウム開催 「大学のLGBTQ/SOGIをめぐる課題 -アメリカと日本の事例から考える-」 12/12(水)17:30~
【本件のポイント】
・work with Pride(※1)主催の「Pride指標2018」において最高賞のゴールドを受賞した筑波大学と龍谷大学が事例を報告
・アメリカの事例と、両大学との比較を通して、LGBTQ(※2)/SOGI(※3)をめぐる未来について考える
【本件の概要】
本学では、「性のあり方の多様性に関する基本指針」を定め、性別にかかわらず誰もが使える「だれでもトイレ」(64箇所)の設置や、性の多様性を話し合うSOGIカフェ(そじかふぇ)の開催などの取り組みを進めています。また研究者の学内公募により実施している人権問題研究として、今年度「性的指向と性自認の多様性を認め合う大学を目指して」のプロジェクトを実施しており、その一環として、シンポジウムを開催することになりました。大学や諸団体の活動によりLGBTQ/SOGIに関する学内リソースは充実してきましたが、海外事情についてはまだあまり知られていません。今回のシンポジウムは国際的スタンダードと日本の大学の状況を知る貴重な機会になると考えます。
※1: work with Pride-企業などの団体において、LGBTなどの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体。
※2:LGBTQ-セクシュアルマイノリティ(性的少数者)を、L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシュアル)、T(トランスジェンダー)の4種類に分けたときにどこにも当てはまらない人や、自分の性のあり方をはっきり決められない、決めたくない、わからない人などを意味するQ(クエスチョング、クィア)を加えた、性の多様性をあらわす総称の一つ。
※3:SOGI -性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の英語の頭文字をとった頭字語です。性的指向は、異性や同性あるいは両性や全性への恋愛や性愛に関する概念。性自認は、自分の性をどのように認識しているのか、どのようなアイデンティティ(自己同一性)を自分の感覚として持っているかを示す概念。本学では、服装や話法、振る舞いといった性の表現などもこれに含めて考えます。
1 日時
2018年12月12日(水)17:30~19:30
2 場所
龍谷大学 深草キャンパス 和顔館(わげんかん) 2階202教室
3 プログラム
【第1部:基調講演】
「アメリカにおけるLGBTQの社会運動の歴史と教育」
Gary Atkins 氏(シアトル大学教授)
【第2部:パネルディスカッション】大学の特徴的な取組事例
河野 禎之 氏(筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター助教)
Gary Atkins 氏(シアトル大学教授)
吉本 圭佑 (龍谷大学政策学部講師)
中平 了悟 (モデレーター:龍谷大学文学部非常勤講師・浄土真宗本願寺派僧侶)
※講演の一部は英語で行われ、通訳がつきます
4 備考
参加無料、事前申し込み不要
5 問い合わせ先
電話:075-645-7880 / ファックス 075-645-7939 / メール:syukyobu@ad.ryukoku.ac.jp

問い合わせ先: 宗教部 安食(あんじき)Tel 075-645-7880