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2019.12.05

オイシックス・ラ・大地株式会社代表取締役会長による講演会が行われました。

2019年12月5日(木)、オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役会長 藤田和芳 氏をお招きし、「ダイコン一本からの革命 ‐有機農業で世界を変える」と題してご講演いただきました。

藤田氏は、有機野菜宅配のパイオニアである株式会社大地を守る会の元社長で、オイシックスとの経営統合など、高付加価値な食品宅配マーケーットを牽引されました。
講演では、大地を守る会の成り立ちを中心に、有機農業普及のための藤田氏の活動や、世界のオーガニック市場についてご説明いただきました。

講演後には学生から「様々な判断をされてきたた、その判断力はどのように培われたのですか」という質問があり、
「子供たちが飢えない、戦争に巻き込まれない世界を作りたいという自分の軸があったから、判断がぶれることはなかった」とお話をいただきました。

大地を守る会が生まれた1970年代、高度経済成長期に農薬や化学肥料の使用で飛躍的に生産力があがった日本の農業ですが、その一方で公害が多く発生していました。
そのような状況の中、有機農業で野菜を作ろうとする農家と、安全な食べ物が欲しいという都市の消費者を結びつける活動をビジネスへと展開され、日本のオーガニック食品宅配の礎を築いてこられた藤田氏のお話は、農学部の学びに直結するものであり、学生が今後の研究テーマや自身のキャリアを考えるよい機会となりました。

<学生の感想>
「昔は農薬を使っている野菜が普通で、高価な無農薬野菜は相手にしてもらえなかったことに驚きました。当時の農家や、藤田氏のような方の努力で、安全性に価値のある今の状況が生まれたのだなと思いました。」
「海外からの食材を、安い・おいしいなどの理由だけでなく、原産国で起こっている問題を伝えたい、世界の平和に貢献したいというお話が印象的でした。」
「藤田氏は、自分の強い信念を軸に、チャンスを見逃さず行動し続けたことで、大地を守る会を作り上げてきたのだなと感じました。私も就職したら、行動を続ける人になりたいです。」
「夕焼け小焼けの歌詞の意味を知って、社会のあり方を改めて考えさせられました。」