Need Help?

News

ニュース

2019.03.25

失われた食材 「姉川クラゲ(イシクラゲ)」3/27 伊吹山にて、実地調査を実施 食文化復活を目指し、地域貢献に繋げていく

【本件のポイント】
・かつて姉川流域で食用とされていた「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の実施調査を伊吹山で実施
・伊吹山麓在住の方の協力を得ながら「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の食文化、採取、生育環境などを調査
・農学部4学科をあげ、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」を研究し、地域貢献に繋げていく

 龍谷大学農学部(滋賀県大津市)は、1期生が2017年後期から研究室に配属され、それと同時に4学科を横断する「姉川クラゲ(イシクラゲ)」研究プロジェクトを始動させました。
 「姉川クラゲ(イシクラゲ)」とは、湿った地面に自生するワカメのような生物です。姉川流域(滋賀県)で過去に食用にされた記録が残るため「姉川クラゲ」と呼ばれています。しかし、現在では、その食文化は完全に消え失せ、地元の方も「姉川クラゲ」という名称すら知らない状態です。今般、研究を進める中で、かつて「姉川クラゲ(イシクラゲ)」を採取し、食べていた伊吹山麓在住の方と出会うことができ、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の食文化に関する聞き取り調査を実施することになりました。また、その方の協力を得ながら、伊吹山で、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の大量採取を行い、生育環境の調査も行います。
 「姉川クラゲ(イシクラゲ)」には、多くの生理活性物質が含まれており、機能性食品としても大いに期待されています。龍谷大学農学部では、4学科をあげて、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の価値を再発見し、食文化を復活させて、地域貢献に繋げたいと考えています。


<実施調査について>
1.日時:2019年3月27日(水)13:00~

2.場所:滋賀県米原市大久保(伊吹山)

3.調査内容:
 ①「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の食文化に関する聞き取り調査
 ②「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の大量採取
 ③「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の生育環境調査

4.参加者:農学部食料農業システム学科 講師 坂梨 健太
      農学部資源生物科学科  助教 玉井 鉄宗
      農学部資源生物科学科  4年 水嶋 悠太
      農学部資源生物科学科  3年  今井 穂乃花


問い合わせ先 : 学長室(広報) 橋本   Tel 075-645-7882