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2019.05.07

社会福祉法人全国手話研修センター(理事長:黒﨑信幸)と連携協力に関する協定を締結

黒﨑理事長と入澤学長が手話で「令和」

4月26日(金)、社会福祉法人全国手話研修センター(理事長:黒﨑信幸)と龍谷大学は、学生や教職員への啓発、研修プログラムの実施、インターンシップ生の受け入れを実施することを目的として、連携協力に関する協定を締結しました。

障害者基本法において手話の言語性が認められるとともに、障害者差別解消法や改正障害者雇用促進法において、視聴覚障がい者への情報提供等の合理的配慮が義務化されるなど、手話通訳者等の意思疎通支援者へのニーズが高まっていますが、専門的な養成がなされていないことや、手話通訳者等の高齢化による人材不足が喫緊の課題となっています。

こうした背景から、厚生労働省では高等教育機関への手話通訳者養成の普及を目的として「若年層の手話通訳者養成モデル事業」を実施しています。この度、同センターが同事業の実施機関として採択され、本学に協力依頼があったことから、実現に至りました。

同事業は、社会の要請に応え、地域社会の発展に寄与するものであり、「自省」と「利他」といった考え方、他者のために動くことで成長していく本学の教育、建学の精神と密接に関わる取り組みです。また、“誰一人取り残さない”というSDGsの理念にも合致します。さらに、京都市が施行する「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」(京都市手話言語条例)の推進に寄与することにも繋がることから、連携協定を締結して協力することが望ましいと大学として判断するに至りました。 

当日は、同センターの黒﨑理事長、小出常務理事・事務局長に来学いただくとともに、本学学生の手話サークル「LEMON」の学生が協定締結式に参加しました。協定書への調印後に黒﨑理事長と学生が手話で懇談し、新元号の「令和」の手話動作を教えていただく等、和やかな雰囲気のうち終了しました。


調印後の協定書


全国手話研修センター黒﨑理事長のご挨拶