Need Help?

News

ニュース

2019.05.11

グローバルスタディーズ学科提携留学先において教育実習に参加

グローバルスタディーズ学科3年生の野瀬佑佳さんは、2年生後期に提携留学でレイクヘッド大学(カナダ)に留学しました。
野瀬さんは、英語教員をめざしており、今回提携留学において受講した授業の教員から誘われ「Reading and Writing」「Listening and Speaking」の授業において教育実習を行うこととなり、両方の授業において、計4週間のうち1週目は授業観察、2~4週目は授業観察+授業の1部分を担当する、という流れで実習を行いました。
一週間ごとに授業の振り返りシートの記入行い、また実際の授業計画をたてるなど、スタッフとミーティングを重ねて実施しました。4週目の授業においては、教育実習担当の職員の方が、野瀬さんの実際の授業を行う様子を観察し、評価・アドバイスを受けました。
 
◆野瀬さんからの感想
この実習では、教師になった時に必要となる大切なことをたくさん学び取ることができました。教師としての発声方法や、授業の流れの作り方、生徒のモチベーションを保つために大切なことなどについては、実際に私が授業を行う中で指導していただき学ぶことができました。その他にも4週間にわたる授業観察の中で、それぞれの先生の授業スタイルや生徒との接し方を知ることができました。当然のことですが、カナダでの実習であったため、常に英語しか使うことができなかったことと、突然決まった実習であったということが重なり、実習担当職員と授業担当教員と私との3者の間で認識の行き違いがしばしば生じ、そのことが一番大変でした。この教育実習では、自分一人の努力ではどうしようもできないことに直面することも多く、担当教員と意思疎通を図ることの重要性を痛感しました。
実習クラスの生徒とコミュニケーションをとったり、授業を行ったりすることに加え、教育実習担当の職員や教員と1対1でミーティングを行う機会が多くあったので、英語を話す力も伸びたと思います。分からないことを曖昧なままで終わらせずに、何度も聞きなおし、しっかりと認識を一致させるように心がけ、最後の方には初期に比べ、自分の感じたことや細かい予定について話すことができるようになりました。

野瀬さんは、3年生のゼミから第二言語習得論の面から、教授法や日本の英語教育の実態の研究に取り組む予定です。

グローバルスタディーズ学科の学生が、留学先でこのような教育実習のサポートを実際に行ったのははじめてで、苦労も多くあったようですがかなり内容の充実した4週間であったようです。今回の海外の教育現場という実践から学んだ貴重な経験から、今後の活躍を期待しています。


実際に授業を行っている野瀬さん


レイクヘッド大学


野瀬さんが毎日通っていた図書館