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2019.06.05

依存症について当事者からお話を聞きました【社会共生実習】

 5月24日に、社会学部の科目「社会共生実習(「子どもにやさしいまち」を作ろう)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 田村公江)の第6回目となる授業がおこなわれました。
 本プロジェクトは、「子どもの権利が尊重され、子どもが権利主張できる社会を創る」ことを目指して、NPOや民間団体での実習、講演会の聴講やアンケート調査などの活動をしています。
 この日は、「依存症からリカバリーへ~当事者の生活史を聞く~」と題する特別講義が開催されました。講師にお招きしたのは、依存症回復施設で生活支援員・介護福祉士を務めておられる渡邊洋次郎氏です。渡邊氏は、自身もアルコールや薬物などの依存症者であり、現在は自らの経験をもとに依存症とそれにまつわる諸問題について語ることで、依存症に関する正しい知識を広める活動をされています。


講義の様子


渡邊洋次郎氏

 渡邊氏は、自身が依存症へ至った経緯について、幼少期から振り返ってお話くださいました。その内容から、「依存症に至った人の中には育ちに困難があった人が少なくない」ことが分かりました。子どもの権利などについて学ぶ学生たちにとって、自らの考えが深まる貴重な時間となりました。


講義の様子


しっかりとメモを取ります

 本プロジェクトの学生たちは、今後も子ども食堂や勉強会などへの参加を定期的におこなってまいります。引き続き、活動の様子を追っていきたいと思います。


渡邊氏からのお声がけで集合写真を撮りました


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。