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2019.06.11

政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト合宿を実施【政策学部】

 「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(以下、洲本プロジェクト)」(担当:白石克孝教授)の第1回合宿(1泊2日)を行い、19名が参加しました。
■1日目(5月18日)
例年、初回の洲本PJ合宿では、これまで取り組んできた成果を見学し、これまでの洲本PJの実績や背景を学んでいます。この洲本市の域学連携事業は7年目になるため訪問する場所が多く、マイクロバスに乗ってあちこちを巡る強行軍な1日目になりました。
 
 まずは、洲本プロジェクトのテーマである「グリーン&グリーン・ツーリズム」を理解するために、市内の再生可能エネルギー施設を見学しました。ウェルネスパーク五色にある竹チップボイラーや塔下新池(とうげしんいけ)、三木田大池では、ため池のうえに設置したフロート型の太陽光発電所、千草竹原の小水力発電システムを見学して説明を聞きました。

 また、本プロジェクトの卒業生が活動を続けている大森谷では、地元の方に案内してもらいながら竹林整備や棚田保全の話を聞きました。



 夜は、塔下新池の水を管理されている田主(たず)の皆さんと懇親会を開きました。初めて会うメンバーが多いので、学生の自己紹介と田主の自己紹介をしたあと、今年度の取り組みについて意見を交換しました。

■2日目(5月19日)
 洲本市安乎町(あいがちょう)の竹林で幼竹を刈りとる作業をしました。本プロジェクトでは2017年度から竹資源の活用に取り組んでおり、今年度からはメンマづくりに参加することになりました。

 背丈ほどに育った幼竹をのこぎりで刈り取って竹皮を剥ぎます。皮はメンマとは別に商品化できないか等、現在検討を行っています。収穫した幼竹は40数本あり、幼竹の長さと重量、使える竹皮の数、皮を剥いだあとの重量等を測りました。




 最後に、由良港にある武田食品冷凍株式会社に幼竹をもちこみ、工場で茹でて塩漬けにする加工工程を見学しました。洲本市地域おこし協力隊の高木さんからメンマづくりの説明を聞いたあと、竹林を所有する辻さんと武田社長を交えて、今年度のメンマづくりについて大学がどのように関わるか意見を交換しました。放置竹林の整備を含めながら淡路島産メンマのブランド化を一緒に考えていく予定です。