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2019.06.05

【こども教育学科授業紹介】~「子どもの生活と遊びを支える保育者」とは~

「子どもの生活と遊びを支える保育者」と題して、稲荷こども園 園長 油谷幸代先生に講演をしていただきました。油谷先生は本学の卒業生であり、稲荷こども園は保育実習の実習園でもあります。
講演では稲荷こども園の異年齢混合保育について、なぜ、異年齢混合保育に取り組んだのか、乳児担当制保育とは、異年齢混合保育とは、異年齢保育の取り組み内容についてご説明いただきました。さらに、どのように異年齢保育を周知したのか、環境整備はどのようにしたか、クラス編成はどのようにしたか、日課、行事、玩具の選び方・並べ方、保護者の変化など詳しくご説明いただき、稲荷こども園で実習していない学生にも具体的に理解できる内容でした。
 また、異年齢保育へ移行する時のご苦労や保護者からの意見、変化など油谷先生のご経験をふまえ、今後、学生はどのように大学で学び、取り組めば良いか、さらに今後の保育実習に向かうために何をすべきか、保育士として何を心に留めておかなければならないかなど、今後の学生生活や保育者としての職業生活において、さらに学びを深めるよう助言をいただきました。本学の大先輩から後輩たちへ、「こどもの心を育てること」、「乳幼児期が人としての基盤を作る時期であること」を念頭に置くことの大切さがひしひしと伝わる時間になりました。
<学生の感想(抜粋)>
★油谷先生の講義をお聴きして、異年齢保育の捉え方が変わりました。子どもの心を育てられるように、残りの大学生活での学びを励みたいと思いました。
乳児担当制保育のお話しの中で、子ども一人ひとりに1人の保育者が付いて食事をするとのこと、一人ひとりすごく丁寧に関わっておられることが理解出来た。
★乳児担当制保育は子ども達にとって安心できる存在になれるように信頼や愛着を築いている。この様な一人ひとりの成長を支えていける保育士になりたいと思いました。
★来年春から保育者として働けることになってからは、油谷先生のように子どもに向き合い、保護者の方と協力して行動できる保育者になりたいです。
★保育園が第二の家庭で、こどもの生活の基盤になるところであるということを理解した上で、こどもたちにどのような保育をすることがベストなのかということをよく考えておられるのだと感じました。私もこどもたちがどうしたらより良く過ごせるか、常に疑問や発見などを大切にできる人になりたいと思いました。
★異年齢混合保育では、こども達が一緒に遊ぶ中で、年少者は年長者をモデルにし、まねをして助けてもらうことによって成長していけるし、年長者は年少者に優しく接し、助けるなどして成長できることを知りました。
★こどもたちにとって良い保育とは何かと、常に考えることができる保育士になりたいと思いました。